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報道資料

令和6年1月31日

令和6年「春のあんしんネット・新学期一斉行動」の取組

 総務省は、青少年が安心・安全にインターネット等を利活用できる環境の整備に向けて、「春のあんしんネット・新学期一斉行動」を本年も2月から5月まで実施します。

1 目的

 近年、青少年によるスマートフォン、タブレット等のインターネット接続機器の利用が急速に進んでおり、多くの青少年がSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)等を利用するようになっています。
 一方、こうした機器の長時間利用による生活習慣の乱れや、不適切な利用により、思いがけず他人のプライバシーを侵害してしまう事例、SNSを利用した誘い出し等により青少年が犯罪被害に巻き込まれる事例、逆に青少年が犯罪の加害者となってしまう事例等、深刻な問題も発生しているところです。
 未来を担う青少年が、このようなリスクに対する適切な対応を理解した上で、インターネットを正しく利活用できる環境を整えることが非常に重要となっています。
 このような認識の下、総務省では、青少年がインターネットの利用に起因する犯罪やトラブルに巻き込まれることを防止し、インターネットを安心・安全に利用できるよう、青少年が初めて自分のスマートフォン等を手にする時期でもある春の卒業・新入学・進級の時期に特に重点を置き、関係省庁や関係事業者・団体と連携・協力し、啓発活動等の取組を集中的に展開します。

2 令和6年「春のあんしんネット・新学期一斉行動」の取組

 総務省は、関係省庁及び携帯電話事業者等の情報通信関連企業や各種団体と連携して、効果的なフィルタリング等の利用や話し合いによる家庭内ルールづくりを含むペアレンタルコントロールによる対応の推進、インターネットを適切に活用するためのリテラシー向上推進に資する啓発活動等の取組を集中的に展開していく予定です。
 ※保護者がこどものライフサイクルを見通して、その発達の程度に応じてインターネット利用を適切に管理すること。こどもの情報発信を契機とするトラブル防止の観点を含むものであり、管理の方法としては、技術的手段(フィルタリング、課金制限機能、時間管理機能等)と、非技術的手段(親子のルールづくり等)とに分かれる。
 
【取組の例】
〇 総務省による2024年版「インターネットトラブル事例集」の作成・公表及び教育委員会等への周知
〇 総務省によるペアレンタルコントロールに関する普及啓発コンテンツの作成・公表
〇 総務省、一般財団法人マルチメディア振興センター、民間事業者等の連携による、インターネットの安心・安全な利用に関する普及啓発講座(「e-ネットキャラバン講座」)の実施や、当該講座の受講の一層の推進に向けた、各都道府県・指定都市や各都道府県・指定都市教育委員会に対する周知の協力の依頼
〇 総務省及び関係省庁による一般社団法人全国高等学校PTA連合会及び公益社団法人日本PTA全国協議会に対する、保護者等への啓発の強化の協力の依頼
〇 総務省の地方総合通信局等とPTA、教育委員会等の連携による、フィルタリングを含むペアレンタルコントロール等のインターネットの安心・安全な利用に係る地域での啓発活動の展開
〇 携帯電話事業者各社や販売代理店によるフィルタリング利用促進のための説明ツールの作成や店頭での配布等を通じた丁寧な説明の推進、全国の携帯ショップ店頭等での啓発動画の放映
〇 一般社団法人安心ネットづくり促進協議会による周知媒体を活用したインターネットの安心・安全な利用に係る啓発活動

3 その他

 「春のあんしんネット・新学期一斉行動」では、上記に記載された取組以外にも、随時関係者による取組が展開される予定です。取組の具体的内容等については、安心ネットづくり促進協議会ホームページ(https://www.good-net.jp/)や総務省の総合通信局等のホームページにおいて掲載予定です。
連絡先
情報流通行政局 情報流通振興課
情報流通適正化推進室
インターネット利用環境整備係
電話:03-5253-5850
 
情報流通行政局 情報流通振興課
情報活用支援室
電話:03-5253-5743

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