1 日時等
日時:平成25年10月9日(水)及び10日(木)
場所:フィリピン・マニラ
主 催:内閣官房情報セキュリティセンター、総務省、経済産業省
議 長:日本(林良造・明治大学国際総合研究所長)
フィリピン(ルイス・カサンブレ・科学技術省情報技術局長)
出席者:ASEAN加盟国の経済・投資関係省庁及び情報通信関係省庁(
別添2参照)の局長・審議官等、我が国の内閣官房・総務省・経済産業省の審議官等
2 主な成果
(1)「日・ASEANサイバーセキュリティ協力に関する閣僚政策会議」共同声明(平成25年9月12日(木)及び13日(金)、東京)の具体化
技術協力や人材育成における日・ASEAN連携強化策について、日本から今後の取組方針を示すとともに、ASEAN側の意向・ニーズの把握を行い、具体化に向けた検討を実施しました。
(2)日・ASEANにおける情報セキュリティ意識啓発に対する取組の推進
域内の情報セキュリティ水準向上のための意識啓発の重要性について認識を共有するとともに、日・ASEANが共同して毎年10月に実施する意識啓発活動について、その取組を評価し、来年以降も継続することで合意しました。
(3)日・ASEANにおける情報セキュリティ関連情報共有体制の強化
グローバル化するサイバー脅威に対応するため、日・ASEANにおける情報セキュリティに関する平素からの情報共有の一層の促進を図るとともに、インシデント発生時の各国連携による迅速な対処を目的としたサイバー連絡演習について、今後も継続的に実施することで合意しました。
(4)専門家パネルの設置
サイバーセキュリティに関する特定のテーマについて、関心を有する国の政府機関等が参加し、課題の洗い出し及び協力の方向性等について議論するため「専門家パネル」を設置し、開催することで合意しました。
(5)日・ASEANの更なる連携強化
日本が策定した「サイバーセキュリティ国際連携取組方針」(平成25年10月2日・情報セキュリティ政策会議決定)についての説明を行うとともに、より一層のCSIRT間連携活動の推進、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)や制御システムセキュリティに関する研修の実施、スパムメール対策、専門家交流プログラム等の協力について紹介が行われ、日・ASEANにおけるビジネス環境及び安心・安全なICT利用環境の構築のため、引き続き国際的な連携を強化していくことを確認しました。
また、近年注目の集まるクラウドセキュリティに関する意見交換において、日本から、「クラウドサービス利用のための情報セキュリティマネジメントガイドライン」に関する国際標準化動向等についての説明を行い、今後とも情報共有を行っていくことで一致しました。
3 今後の予定
第7回政策会議は、2014年10月に日本で開催する予定です。
<添付資料>
※1 第1回政策会議は平成21年2月に東京で、第2回は平成22年3月にタイ・バンコクで、第3回は平成23年3月に東京で、第4回は平成23年11月にマレーシア・クアラルンプールで、第5回は平成24年10月に東京で開催
※2 ブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10か国。