総務省と経済産業省は共同で、IoT社会の進展によって発生するセキュリティ上の課題やリスクが存在する中、IoT機器の設計・製造や通信ネットワークへの接続に係るセキュリティ上の取組等について検討するため、「IoT推進コンソーシアム IoTセキュリティワーキンググループ」を開催します。
IoT社会の進展に伴い、様々な機器がネットワークに接続され利活用されるようになってきています。一方で、こういったIoT機器の設計・製造・管理・運用や、それらをネットワークに接続する際にセキュリティを確保していくことは、IoTを活用した革新的なビジネスモデルを創出していくとともに、国民が安全で安心して暮らせる社会を実現するために必要不可欠です。
サイバーセキュリティ戦略(平成27年9月4日 閣議決定)においても、IoTシステムのセキュリティが確保された形での新規事業の振興やガイドラインの策定などの制度整備、技術開発などを進めることとされています。
本ワーキンググループでは、IoTシステム特有の性質に着目し、IoT機器等の設計・製造・構成・管理に求められるセキュリティガイドライン(議題1)、IoT機器の通信ネットワークへの接続に係るセキュリティガイドライン(議題2)について議論を行います。
本ワーキンググループの開催後、議題ごとにサブワーキンググループを設置して議論を行い、平成28年春頃を目途に、次回ワーキンググループにおいてガイドラインを取りまとめる予定です。