総務省は、学校現場におけるICT環境の構築・運用や授業での具体的なICTの活用方法、クラウド・コンピューティング技術の活用方法などについて検討し、ガイドライン(手引書)2012(仮称)を策定することを目的として「フューチャースクール推進研究会」を開催します。
1 背景・目的
わが国は世界最先端のブロードバンド環境を備えているにも関わらず、そのインフラの利活用が十分に進んでいない状況です。特に、教育分野においては、ICTの利活用により、児童生徒の授業への意欲・関心や知識・理解が高まることが指摘されているにも関わらず、その利活用は十分に進んでいません。
総務省では、教育分野におけるICTの利活用を推進するための具体的な施策として、文部科学省の「学びのイノベーション事業」(※)と連携して実施する平成23年度「フューチャースクール推進事業」を踏まえ、学校現場におけるICT環境の構築・運用や授業での具体的なICTの活用方法、クラウド・コンピューティング技術の活用方法などについて検討し、平成22年度に策定した「教育分野におけるICT 利活用推進のための情報通信技術面に関するガイドライン(手引書)2011」を改訂し、ガイドライン(手引書)2012(仮称)を策定することを目的として、本研究会を開催します。
なお、「フューチャースクール推進事業」と「学びのイノベーション事業」の連携・調整を図るため、文部科学省において開催する「学びのイノベーション推進協議会」と合同で会議を開催することができることとし、本合同会議を「ICTを活用した先導的な教育の実証研究に関する協議会」と呼称することとします。
※主として教育用コンテンツの開発や教員の研修支援などソフト・ヒューマン面からの実証研究
2 本研究会の検討内容
(1)「フューチャースクール推進事業」の実施方針、進捗状況の確認、実施主体への助言等について
(2)ガイドライン(手引書)2012(仮称)の策定について
(3)その他学校教育の情報化に関する情報通信技術面の課題等について
3 検討体制
総務副大臣、総務大臣政務官(情報通信担当)、文部科学省大臣官房審議官(生涯学習政策局担当)及び
別紙の構成員。
4 構成員
5 開催期間
第1回研究会を平成23年7月27日(水)16時から総務省第1特別会議室(中央合同庁舎第2号館8階)において開催し、ガイドライン(手引書)2012(仮称)については平成24年3月ころ取りまとめを行う予定です。
<関係報道資料>
・総務省「フューチャースクール推進事業」及び文部科学省「学びのイノベーション事業」に係る提案公募開始(平成23年7月6日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu05_01000009.html