令和2年12月1日(火)に聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律(令和2年法律第53号)(以下「法」という。)が施 行され、令和3年7月1日(木)より公共インフラとしての「電話リレーサービス」が開始されました。
「電話リレーサービス」は、聴覚や発話に困難がある方(以下「聴覚障害者等」という。)とそうでない方との電話を、「手話」または「文字」と「音声」で通訳して双方向につなぐサービスとして、24時間・365日のサービス提供や緊急通報への接続、通話の相手方との双方向での発信が可能となるなど、聴覚障害者等の自立した日常生活及び社会生活の確保に大きな意義を有するサービスとなっています。
この度、「電話リレーサービス」の新たなサービスとして、「文字表示電話サービス」(サービス名:「ヨメテル」)が令和7年1月23日(木)より開始されることとなりました。
このサービスは、難聴や中途失聴などにより、自分の声で話すことはできるが、相手先の声が聞こえにくいことがある人を主な利用対象者とし、電話の際、利用者が自身の声で相手先に伝え、相手先の声を文字で読むことを可能にするサービスです。
こうしたサービスは、聴覚障害者等の自立した日常生活及び社会生活の確保に寄与し、さらに、緊急通報を利用できる重要な役割を担っていることから、その意義や利便性を早い段階で認知いただくことが重要です。
総務省では、法第3条第2項に基づき、厚生労働省等の関係省庁、電話リレーサービス提供機関、電話リレーサービス支援機関等と連携しつつ、全国の地方公共団体や通信業界、消費者団体等の団体などの協力も得ながら、周知広報を徹底して参ります。
<ポイント>
〇 「ヨメテル」は自分の声で相手先に伝え、相手先の声を文字で読むことができます。
〇 電話リレーサービスと同様に緊急通報への対応、24時間・365日の対応、通話の相手方との双方向の発信が可能です。
〇 「ヨメテル」を利用した電話を受けると、相手方の発言が文字化されることを伝えるために、冒頭に機械音で「電話リレーサービスのヨメテルです。あなたの声を文字にして、相手に表示します。はっきりとお話しください。」というアナウンスが流れます(
実際の音声ガイダンスをきく)。電話を受けた方が誤解しないように、内容を広く知っていただくことが必要です。
<お問合せ先>