総務省と文化庁は協力して、平成27年10月19日から米国ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン(ニューヨーク)で開催される「日本の工芸未来派」展において、超高精細映像技術(8K(※1))による美術展の演出を行います。
「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 第二次中間報告」(平成27年7月)においては、4K・8K技術に関連した様々な製品やサービスが開発・販売され、生活、文化、社会に浸透していくことは、4K・8K技術に関する様々な分野の国内産業の発展、さらには国際市場での競争力強化につながるものであるとともに、これらの技術に基づいた放送サービスの展開及び普及にも寄与するものであり、総合的な取組を推進していくことが肝要とされています。
これに鑑み、美術分野における8K利活用の事例を海外において具体的に示すことを目的として、米国ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインにおいて8Kによる演出を行うこととしました。
総務省では、引き続き、4K・8Kの総合的な推進を進めていくこととしています。
【ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン「日本の工芸未来派」展での8K演出概要】
期間: 平成27年10月19日〜同年12月7日
(※2)
場所: 米国ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン「日本の工芸未来派」展
(※3)会場内
概要: 展示される陶器、磁器、漆芸、人形などの作品のうち、4作品の8Kによる拡大映像を作品本体と並べて上映
(※4)
※1: 現行の地上デジタルテレビ放送の16倍の画素数(約3,300万画素)により高精細で立体感、臨場感ある映像を実現する技術
※2: 「日本の工芸未来派」展の一般公開は、平成27年10月20日(火)〜平成28年2月7日(日)
※3: 主催:ミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザイン
共催:文化庁、金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
※4: シャープ株式会社製8Kディスプレイ、アストロデザイン株式会社製8K再生装置を使用
【参考】