第28回万国郵便大会議は、9月8日(月)から万国郵便連合(UPU)の加盟国の代表等が参加し、UPUにおける重要事項の審議を行うため、アラブ首長国連邦のドバイで開催されました。主な会議結果は以下のとおりです。
1 期間
令和7年9月8日(月)から19日(金)まで(2週間)
2 開催地
3 出席者
UPUの全加盟国(192か国)のうち174か国の代表、国際連合及びその専門機関並びに地域郵便連合等関係機関からのオブザーバーなど約1,800名の参加がありました。
我が国からは阿達総務副大臣を団長として、総務省、外務省、日本郵便株式会社で構成される日本代表団が出席しました。
4 選挙
5 審議された重要事項
(1)UPU戦略2026−2029
世界の郵便の発展に向けたルール整備・技術革新・地域協力を戦略目標とすること等を内容とする「UPU戦略
2026−2029」が採択されました。
(2)UPU開発協力政策2026−2029
地域密着型の支援や災害対策支援の強化等を内容とするUPUの開発協力方針を定める「UPU開発協力政策
2026−2029」が採択されました。
(3)UPUの財政事項
UPUの活動に係る年次経費の最高限度額(各年39,512,270スイスフラン(約68億円(注))を含むUPUの財政
事項が決定されました。
(注)1スイスフラン=171円で計算
(4)国際郵便業務の見直し
市場の需要変化等を踏まえて国際郵便業務を見直す万国郵便条約の改正が行われました。
6 その他
(1)ハイレベルステートメント
阿達副大臣は、我が国のプレゼンス向上のため、任意拠出金(ジャパンファンド)を通じて、UPU加盟国に対する協
力プロジェクトを我が国が積極的に支援することを表明しました。
(2)郵便業務品質水準表彰式
UPUが加盟国の郵便サービスの状況を評価し、格付けする郵便業務品質において、我が国の郵便サービスは世界
最高水準と認められました。表彰式においては、阿達総務副大臣及び小池日本郵便社長が我が国を代表して最優
秀賞を受賞しました。