我が国政府は、令和7年(2025年)9月にアラブ首長国連邦(ドバイ)で開催予定の万国郵便大会議において実施される万国郵便連合(UPU)国際事務局長選挙において、現職の目時政彦(めとき まさひこ)UPU国際事務局長(任期:2022年〜2025年)を擁立し、再選(二期目:2026年〜2029年)を目指すことを決定しました。
1.万国郵便連合(UPU)概要
UPUは、郵便業務の効果的運営によって諸国民の通信連絡を増進し、文化、社会及び経済の分野における国際協力に寄与することを目的として、1874年に設立された国連専門機関であり、今年で創設150周年を迎えました。
本部はスイス(ベルン)に所在し、現在、192か国・地域が加盟しています。日本は1877年からの加盟国であり、UPUに対して、財政・人材両面で最大規模の支援を行なっている国の一つです。
2.候補者
目時UPU国際事務局長は、郵政省での採用後、日本郵便株式会社において国際郵便分野を担当し、郵便業務全般に精通しています。また、UPUにおいては、2012年以降の9年間、郵便業務等の技術上の問題を取り扱う郵便業務理事会の議長を務めた後、2021年のUPU大会議において国際事務局長に選出され、2022年からは日本人唯一の国連専門機関トップとして、UPUの機能強化や財政再建などに主導的に取り組んでいます。その強力なリーダーシップは高い評価を得ており、来年9月の選挙において再選を果たし、引き続き二期目を務めることが適当であると考えています。
3.今後の取組