消防庁では、毎年、石油コンビナート等特別防災区域内の特定事業所における事故の概要を取りまとめています。今般、平成29年中の事故概要を取りまとめたので公表します。
1 事故件数
平成29年中の事故総件数は252件で、前年と同数でした。地震による事故は発生していません。
主な事故の内訳は、火災130件(前年120件)、漏えい115件(前年121件)となっています。
負傷者が発生した事故は10件で、15名が負傷しています。なお、死者は発生していません。
また、主な事故の発生原因は、腐食疲労等劣化62件、維持管理不十分40件、操作確認不十分33件となっています。
2 石油コンビナート等における事故防止の徹底
事故発生件数は、近年、高い水準で推移しており、消防庁としては、関係省庁、関係業界団体、関係道府県及び消防機関等と協力して、引き続き事故防止対策の推進に取り組みます。