1 経緯
消防庁では、消防防災行政に係る課題解決や重要施策推進に資するため、競争的資金である「消防防災科学技術研究推進制度」により、研究者等からの優れた提案に対し研究開発資金を配分しています。
平成31年度新規分については、ICT等を活用した研究開発テーマを設定して公募を行い(平成30年10月25日〜12月20日)、42件の応募がありました。
この度、外部有識者による評価会において審議された結果に基づき、新規研究開発課題の採択を行うとともに、平成29・30年度に採択された研究開発課題について、継続を承認しました。
2 主な結果
(1) 平成31年度新規研究開発課題として、8件採択しました。申請者による研究課題名は次のとおりです。(
別紙1
参照)
・G空間情報とICTを活用した大規模防火対象物における防火安全対策の研究開発
・被服学的機能解析による活動プロトコルに即した救急隊活動服設計のエンジニアリング
・高粘度液体を用いた木造密集市街地及び伝統的建造物の消防技術の開発
・高精度地図を用いた林野火災の消火活動を支援する全天候型映像プラットフォーム
・ケイ酸化合物系消火剤を用いた油火災消火に関する研究
・ふく射熱遮断スプリンクラーの開発
・消防活動計画の立案支援のための物理的市街地火災延焼シミュレータの高度化
・爆発性物質の爆発威力等に関する研究
(2) 平成29・30年度採択の継続研究開発課題7件については、平成31年度の継続を承認しました。(
別紙2
参照)