報道資料

1 背景・目的
こんろを出火源とする火災は、建物火災の出火原因の第1位であり、また、飲食店におけるこんろ火災のうち約6割がその場を離れている間に出火しています。平成28年12月に新潟県糸魚川市で発生した大規模火災においても、飲食店の大型こんろを消し忘れたままその場を離れたことにより出火し、甚大な被害が発生したところです。
こんろ火災には自動消火装置が有効であり、現在、大規模な厨房を対象とした機器と住宅の台所を対象とした機器の大きく分けて2種類の自動消火装置があります。前者は十分な消火性能を有していますが、高価で専門業者による設置工事が必要となり、後者は安価で個人により設置可能ですが、小規模飲食店も含め業務用こんろの火災に対応できる消火性能等を要求しているものではないため、小規模飲食店の厨房に設置する自動消火装置の検討を行う必要があります。
このような状況を踏まえ、小規模飲食店の厨房を対象とした自動消火装置に求められる性能やその他厨房設備の防火安全対策のあり方について検討するため、「小規模飲食店に設ける厨房用自動消火装置等のあり方に関する検討部会」を開催することとしました。

2 主な検討項目
(1) 小規模飲食店の厨房の実態把握及び分析
(2) 小規模飲食店の厨房用自動消火装置に必要とされる性能の検討
(3) その他厨房設備の防火安全対策の検討

3 スケジュール等（第1回開催予定）
日時：令和元年8月26日（月）10時から12時
場所：総務省中央合同庁舎第2号館 低層棟1階 共用会議室3
（東京都千代田区霞が関2-1-2）

4 検討部会委員
別紙のとおり