報道資料
令和2年5月29日
消防庁
「小規模飲食店に設ける厨房用自動消火装置等のあり方に関する検討部会報告書」の公表及び「厨房用簡易型自動消火装置の技術ガイドライン」の策定
飲食店の火災で最も多いこんろを出火原因とする火災に対応するため、「小規模飲食店に設ける厨房用自動消火装置等のあり方に関する検討部会」において、小規模飲食店等の厨房における火災危険に対応できる自動消火装置に係る検討・検証結果を報告書にとりまとめ公表するとともに、「厨房用簡易型自動消火装置の技術ガイドライン」を策定しました。
1 検討結果(別添1「報告書概要」参照)
飲食店における火災の実態分析や全国の小規模飲食店を対象としたアンケート調査などを踏まえ、小規模飲食店等の厨房に設置する自動消火装置に求められる基本的な性能は次のとおりとしました。(
別添1
「報告書概要」)
○ 点検等のしやすさや設置工事費等の費用負担の面を考慮し、消火薬剤容器、放出導管及び放出口から構成される簡易な構造とする。
○ 厨房の業務用こんろで発生する天ぷら油火災を消火対象とする。
○ 再出火防止及び燃料用ガスの流出防止のため、消火薬剤の放出と連動して燃料用ガスを遮断する装置又は警報を鳴動する装置に移報する機構を有するものとする。
2 厨房用簡易型自動消火装置の技術ガイドラインについて
上記の基本的な性能や構造に関する基準を定めた、「厨房用簡易型自動消火装置の技術ガイドライン」を
別添2
のとおり策定しました。
3 その他
ページトップへ戻る