総務省と経済産業省は、今後、官民双方が一層安全・安心にクラウドサービスを採用し、継続的に利用していくため、その安全性評価について検討を行うべく、「クラウドサービスの安全性評価に関する検討会」を開催することとし、平成30年8月27日に、第一回検討会を開催します。
1 開催経緯等
近年、クラウドサービスはデータの利活用・管理における中核のサービスとなっており、官民双方でその導入が進むことで、情報・情報システムの舞台がクラウド上に移りつつあります。
政府では、本年6月に「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」を定め、クラウド・バイ・デフォルト原則(クラウドサービスの利用を第一候補として検討すること)を掲げました。今後、そのさらなる利用拡大が見込まれる一方で、クラウドサービス特有のリスクに起因するセキュリティへの懸念等も存在します。
このような中、「未来投資戦略2018」において、今後、官民双方が一層安全・安心にクラウドサービスを採用し、継続的に利用していくため、情報資産の重要性に応じ、信頼性の確保の観点から、クラウドサービスの安全性評価について、諸外国の例も参考にしつつ、本年度から検討を開始することとしています。
これを受けて、総務省と経済産業省では、クラウドサービスの安全性評価方法を検討するため、情報セキュリティやデータ利活用に深い見識を有する有識者から構成される「クラウドサービスの安全性評価に関する検討会」を開催します。
2 開催予定
平成30年8月27日に、第一回検討会を開催する予定です。なお、会議は非公開で行い、議事概要及び検討会終了後にとりまとめ結果を公表します。
※ 委員名簿については、
別紙をご覧下さい。
3 参考
「未来投資戦略2018」(平成30年6月15日閣議決定) 抜粋
II.経済構造革新への基盤づくり
[1]データ駆動型社会の共通インフラの整備
1. 基盤システム・技術への投資促進
(3)新たに講ずべき具体的施策
ii)サイバーセキュリティの確保
(略)
・クラウドサービスの多様化・高度化に伴い、官民双方が一層安全・安心にクラウドサービスを採用し、継続的に利用していくため、情報資産の重要性に応じ、信頼性の確保の観点から、クラウドサービスの安全性評価について、諸外国の例も参考にしつつ、本年度から検討を開始する。