総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT、理事長: 徳田 英幸)は、世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現するため、「グローバルコミュニケーション計画」を推進し、多言語音声翻訳技術の開発・普及に取り組んでいます。
その一環として、多言語音声翻訳技術の更なる普及や多種多様な翻訳サービスの出現を加速するため、「言葉の壁」をなくす新しいアイデアと試作品を募集し、優秀作品には総務大臣賞等を授与する「多言語音声翻訳コンテスト(第2回)」を開催します。
1 概要
総務省とNICTは、世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現するため、「グローバルコミュニケーション計画」(※1)を推進し、多言語音声翻訳技術の開発・普及に取り組んでいます。
世界の「言葉の壁」をなくすことは、まさに社会を変革するイノベーションであり、「技術」だけでは引き起こすことはできません。技術は、新しい発想・アイデアと組み合わせた「製品」や「サービス」となって、初めて世の中を変えていくことができます。
このため、総務省・NICTにおいては、多言語音声翻訳技術の更なる普及や多種多様な翻訳サービスの出現を加速すべく、昨年度に引き続き(※2)、「言葉の壁」をなくすための多言語音声翻訳技術の新たな活用方法や使い方などの「アイデア」と「試作品(PoC)」を募集し、優秀作品には総務大臣賞等を授与する「多言語音声翻訳コンテスト(第2回)」を開催します。
世の中を変えることができるような新しい発想・アイデアを、是非ともお待ちしております。
(※1)「グローバルコミュニケーション計画」(2014年4月)
世界の「言葉の壁」をなくし、グローバルで自由な交流を実現するため、2020年に向けて多言語音声翻訳技術の研究開発及び社会実装を推進するための計画
https://www.soumu.go.jp/main_content/000285578.pdf
(※2)昨年度の多言語音声翻訳コンテスト(第1回)では、合計153件の応募の中から、総務大臣賞(最優秀賞)1件、NICT賞(次点)1件、優秀賞3件を選定。開催模様は以下のとおり。
「アイデアコンテスト」(平成31年1月12日(土)):
https://tagen.go.jp/report/report_01.html
「試作品(PoC)コンテスト」(平成31年3月2日(土)):
https://tagen.go.jp/report/report_02.html
2 多言語音声翻訳コンテストにおける「アイデア」と「試作品(PoC)」の募集について
本コンテストでは、「アイデアコンテスト」と「試作品(PoC)コンテスト」の二種類を開催します。
「アイデアコンテスト」では、世界の「言葉の壁」をなくす新しい「アイデア」を募集します。
「試作品(PoC)コンテスト」では、世界の「言葉の壁」をなくす新しい「製品・アプリ・サービスの試作品(PoC)」を募集します。
応募は、専用Webサイトの応募フォームにて、いずれも令和元年10月1日(火)から受け付けます。募集内容や応募方法など詳しくは専用Webサイトを御覧ください。
専用Webサイト:
https://tagen.go.jp/
・「アイデアコンテスト」の募集締切: 令和元年11月14日(木)
・「試作品(PoC)コンテスト」の募集締切: 令和2年2月6日(木)
3 「アイデアコンテスト」の概要
専用Webサイトにて御応募いただいたアイデアについて選考の後、令和元年11月下旬頃に一次審査通過者を決定します。一次審査通過者には、令和元年12月14日(土)に開催する「アイデアコンテスト」でプレゼンテーションをしていただき、審査の上、優秀作品を選定します。
・開催日:令和元年12月14日(土)13時〜
・会場:TEPIAホール(東京都港区)
また、「アイデアコンテスト」の優秀賞受賞者は、「試作品(PoC)コンテスト」の一次審査が免除され、希望すれば自動的に「試作品(PoC)コンテスト」に出場できます。
詳細決定後、専用Webサイト上で掲示の上、一次審査通過者の皆様に連絡いたします。
4 「試作品(PoC)コンテスト」の概要
専用Webサイトにて御応募いただいた試作品(PoC)について選考の後、令和2年2月中旬頃に一次審査通過者を決定します。一次審査通過者と「アイデアコンテスト」の優秀賞受賞者のうち希望者には、令和2年3月14日(土)に開催する「試作品(PoC)コンテスト」でプレゼンテーションと試作品による実際のデモンストレーションをしていただき、審査の上、優秀作品を選定して表彰します。
・開催日:令和2年3月14日(土)13時〜
・会場:TEPIAホール(東京都港区)
詳細決定後、専用Webサイト上で掲示の上、出場者の皆様に連絡いたします。
5 「サンドボックスサーバー」の開放について
多言語音声翻訳技術を簡便に利用して試作できるよう「サンドボックスサーバー」を広く開放いたします。本サーバーでは、NICTが開発した多言語音声翻訳機能(音声認識、翻訳、音声合成)をAPIにより利用できます。本コンテストへの参加の有無にかかわらず御利用いただけますので、専用Webサイト上の「サンドボックスサーバー利用申請」より、申請の上、御利用ください。
なお、本コンテストは、内閣府の「官民研究開発投資拡大プログラム」(PRISM:プリズム)予算を活用して実施しており、凸版印刷株式会社が受託して事務局を担っています。