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報道資料

平成24年1月13日

国際電気通信連合(ITU)無線通信総会(RA-12)及び世界無線通信会議(WRC-12)の開催

 国際電気通信連合(ITU)は、標記会合をスイス(ジュネーブ)において開催します。
 本会合には総務省、通信事業者、メーカ、関係団体等から日本代表団を構成して参加いたします。RA-12については当省の久保田大臣官房総括審議官をはじめとした計28名が、WRC-12については当省の鈴木電波部長をはじめとした計70名が日本代表団として参加する予定です。
 総務省としては、同会合において、我が国の意見が最大限に反映されるべく、積極的に対応していく予定です。

1 無線通信総会(Radiocommunication Assembly:RA-12)の概要

 ITU無線通信部門の勧告案及び決議案、並びに研究委員会(SG)における研究課題の承認、SG議長・副議長の任命等の審議を行うための会議。通常3〜4年に1度、開催される。

(1) 日程 
  本年1月16日(月)から20日(金)まで

(2) 今総会の主な議題
 ア SG会合から提出された勧告案の承認第4世代移動通信システム(IMT-Advanced:第4世代移動通信システム)の無線インターフェースの詳細仕様に係る勧告案等の承認について審議される。
 イ SG会合から提出された決議案の承認温室効果ガス削減のための、無線通信デバイスの電力消費削減策の検討を推進するための新決議等の承認について審議される。
 ウ 次研究会期における研究課題の承認ハイビジョン放送(現在のHDTV)を超える超高精細度画像(スーパ−ハイビジョン:日本先行の技術)について、映像の制作・伝送・表示の基礎となる映像信号形式(画素数、毎秒フレーム数、色表現法等)を研究する課題等の承認について審議される。
 エ SG議長・副議長の任命各研究委員会の議長・副議長が任命される。

 


2 世界無線通信会議(World Radio Conference:WRC-12)の概要

 国際的な周波数帯の利用方法、無線局の運用手続、技術基準等を規定する無線通信規則(RR:Radio Regulations)の改正を行うための会議。通常3〜4年に1度、開催される。

(1) 日程
  本年1月23日(月)から2月17日(金)まで

(2) 今会議の主な議題
 ア 1.5/1.6 GHz帯における航空移動衛星業務用周波数の安定的使用の検討するための議題航空移動衛星業務の需要増加に伴う周波数割当ての手続きなどについて審議される。
 イ VHF帯(30-300 MHz)へ無線標定業務を分配するための議題無線標定業務(レーダー)の新たなアプリケーションのための周波数分配について審議される。
 ウ 短波海洋レーダー用の周波数を獲得するための議題沿岸地域における航行安全などに用いられる海洋レーダー機器の運用に必要な周波数の獲得について審議される。
連絡先
RA-12について
情報通信国際戦略局通信規格課
(担当:橋本課長補佐、稲見係長)
電話:03−5253−5771
FAX:03−5253−5764

WRC-12について
総合通信基盤局電波部国際周波数政策室
(担当:川ア課長補佐、岩元係長)
電話:03−5253−5878
FAX:03−5253−5883

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