国際電気通信連合(ITU)は、標記会合をスイス(ジュネーブ)において開催します。
本会合には総務省、通信事業者、メーカー、関係団体等から日本代表団を構成して参加いたします。RA-15については当省の富永大臣官房総括審議官をはじめとした計30名が、WRC-15については当省の渡辺電波部長をはじめとした計82名が日本代表団として参加する予定です。
総務省としては、同会合において、我が国の意見が最大限に反映されるべく、積極的に対応していく予定です。
ITU無線通信部門の勧告案及び決議案、並びに研究委員会(SG)における研究課題の承認、SG議長・副議長の任命等の審議を行うための会議。通常3〜4年に1度、開催される。
VHF帯の海上通信に関して新たなデータ通信方式を導入するための技術特性を定める新勧告案等の承認について審議される。
2020年以降の移動通信システムの無線インタフェース勧告等の将来開発プロセスに関する原則について規定する新決議案等の承認について審議される。
放送のための高ダイナミックレンジテレビシステム(表現できる明暗幅を拡大することで映像をより鮮明に表現可能)に関する研究課題等の承認について審議される。
各研究委員会の議長・副議長が任命される。
国際的な周波数帯の利用方法、無線局の運用手続、技術基準等を規定する無線通信規則(RR:Radio Regulations)の改正を行うための会議。通常3〜4年に1度、開催される。
第4世代携帯電話等(IMT: International Mobile Telecommunications)への追加周波数特定について審議される。
うるう秒調整の廃止を含めた協定世界時(UTC)の修正について審議される。
次回、次々回以降の世界無線通信会議の議題等についての審議される(我が国は、2019年開催予定のWRC-19の議題として、2020年以降の第5世代移動通信システム(5G)での利用を念頭においた6GHz以上の周波数帯でのIMT周波数の特定等を提案)。