1 日時等
日時 :令和5年11月13日(月)から17日(金)
開催場所:アラブ首長国連邦(ドバイ)
参加者等:情報通信関係省庁、電気通信事業者、メーカーなどが参加。
日本からは、総務省、電気通信事業者等を始め44名が参加。
2 主な結果
- SG から提出された勧告案等の承認
2件の新規勧告案と2件の改訂勧告案が承認されました。
承認された主な勧告は以下のとおりです。
・IMT-2030 のフレームワーク勧告
2030 年頃の実現が想定される次世代の携帯電話規格に求められる能力やユースケー ス等を含む全体像を与える勧告。
・海上移動業務における自動接続システム関連の勧告WRC-23で改正を検討している無線通信規則で引用される予定の勧告改訂案であり、WRC-23の前の承認が必要であることから、RA-23で承認を求められたもの。
- 提出された決議案の承認
26件の改訂決議、4件の新規決議、4件の決議削除が承認されました。
承認された主な決議は以下のとおりです。
・IMTの開発プロセスの原則に関する決議
IMTの無線インタフェース仕様の策定に向けた作業において踏むべきプロセス等を定める決議。
・ジェンダー決議
ジェンダーの平等に関するITU-R初の新決議であり、女性が積極的かつ有意義に参加できるようにするための決議。
- SG議長・副議長
我が国から推薦していた以下の3名全員が次期研究会期の副議長候補として承認されました。
・SG4(衛星業務)副議長 河野 宇博(スカパーJSAT)
・SG5(地上業務)副議長 今田 諭志(KDDI)
・SG6(放送業務)副議長 大出 訓史(NHK)
3 今後の予定
総務省は、この結果を踏まえ、我が国の無線通信システムの発展と国際競争力強化に取り組むとともに、国際標準化活動が円滑に行われるよう、引き続きITUに積極的に貢献してまいります。