総務省が国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)に造成した情報通信研究開発基金を活用し、NICTにおいて革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業の要素技術・シーズ創出型プログラムで実施する「日独国際共同研究プロジェクト」に係る公募を開始します。
1 公募の概要
総務省は、革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業を実施するため、令和5年3月、NICTに情報通信研究開発基金を造成し、令和5年度から運用を開始しているところです。
本基金事業のうち、要素技術・シーズ創出型プログラムは、次世代情報通信インフラBeyond 5Gの実現に向けて、社会実装まで一定の期間を要し、中長期的な視点で取り組む要素技術の確立や技術シーズの創出のための研究開発を主な対象としています。
令和5年5月に、総務省とドイツ連邦共和国連邦教育研究省(BMBF)の間においてBeyond 5G(6G)及び将来の通信技術の研究開発等における両国間の協力推進に関する協力趣意書の署名がなされるとともに、同年6月に、第7回日独ICT政策対話において両政府間でBeyond 5G(6G)の研究開発における日独の協力関係を深めていくことへの合意がなされたことを受け、総務省はBMBFと国際共同研究を行うこととし、今般、NICTにおいて、要素技術・シーズ創出型プログラムを活用した「日独国際共同研究プロジェクト」の公募を実施します。
総務省としては、本プロジェクトを通じて、Beyond 5G(6G)の要素技術の確立や技術シーズの創出に加え、戦略的パートナーである欧米等との連携を通じた国際標準化等における協力体制の構築を図ることにより、Beyond 5G(6G)の着実な社会実装が促進されることを期待しています。
2 公募期間