総務省が国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)に造成した情報通信研究開発基金を活用し、NICTにおいて革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業の要素技術・シーズ創出型プログラムで実施する「日米国際共同研究プロジェクト」に係る公募を開始します。
1 公募の概要
総務省は、革新的情報通信技術(Beyond 5G(6G))基金事業を実施するため、令和5年3月、NICTに情報通信研究開発基金を造成し、令和5年度から運用を開始しているところです。
本基金事業のうち、要素技術・シーズ創出型プログラムは、次世代情報通信インフラBeyond 5Gの実現に向けて、社会実装まで一定の期間を要し、中長期的な視点で取り組む要素技術の確立や技術シーズの創出のための研究開発を主な対象としています。
令和6年2月に、日米を含む10ヶ国により発表された共同声明「6Gに関する原則を支持する共同声明:セキュア・オープン・レジリエント・バイ・デザイン」を踏まえ、今般、NICTは、米国NSF(National Science Foundation)が実施する情報通信分野のプログラム VINES(Verticals-enabling Intelligent Network Systems)にインターナショナルパートナーとして参加し、VINESのうち社会実装までを見据えたトラック2の国際共同研究案件を、要素技術・シーズ創出型プログラムを活用した「日米国際共同研究プロジェクト」として公募します。
総務省としては、本プロジェクトを通じて、Beyond 5Gの要素技術の確立や技術シーズの創出に加え、戦略的パートナーである欧米等との連携を通じた国際標準化等における協力体制の構築を図ることにより、Beyond 5Gの着実な社会実装が促進されることを期待しています。
2 公募期間