1 経緯等
地球上に山積する人口問題、資源・エネルギー枯渇、環境汚染等多くの課題に対して、宇宙利用の推進・高度化が有効であるとの認識から、総務省は、「宇宙利用の将来像に関する懇話会」を立ち上げ、アイデア募集や検討を進めています。その下で、特に衛星データの時間変化に着目した「4次元サイバーシティの活用に向けたタスクフォース」を平成30年2月から開催し、防災や農業など幅広い分野での衛星データの利活用が進展するよう、議論を進めてきました。
今般、これまでの本タスクフォースにおける議論の結果を踏まえ、最終報告書をとりまとめましたので、これを公表します。本最終報告書で活用イメージを改めて明確化した「4次元サイバーシティ」や、その具体的活用例として挙げたユースケースは、「衛星データによる温故知新」とも言うべきパラダイムを具現化するものであり、変化の発見が価値を生み出すことが身近で当たり前になる社会像を示しています。
総務省としては、最終報告書で提言されている「衛星データの利活用促進に向けた基本的な考え方」に則り、関係府省庁・機関はもとより産学とも連携しながら、我が国の宇宙産業振興の一翼を担い、「衛星データによる温故知新」が実現されるための取組を積極的に推進していきます。
※ 衛星データによる3次元空間内の情報の把握と、AI解析による時間変化の自動抽出等により、4次元(3次元+時間軸)的に様々な情報の分析を可能とするもの。
2 公表資料
・「4次元サイバーシティの活用に向けたタスクフォース」最終報告書 :
別紙
関連報道資料