ロシア(サンクトペテルブルク)において「経済成長及び繁栄の促進を目的としたICT利活用における信頼とセキュリティの構築」というテーマのもと、第9回APEC電気通信・情報産業大臣会合(TELMIN9)が開催されました。我が国から松崎総務副大臣が出席しスピーチを行うとともに、APEC参加各国・地域の政府関係者とのICT政策に関する意見交換等が行われました。
1 会合日程等
平成24年8月7日(火)〜8日(水)、ロシア(サンクトペテルブルク)で開催されました。
※前回は平成22年10月に沖縄で開催
2 出席者
APEC加盟国・地域の電気通信・情報産業担当大臣等の政府関係者が参加しました。
3 大臣会合の結果概要
本電気通信・情報産業大臣会合のテーマ「経済成長及び繁栄の促進を目的としたICT利活用における信頼とセキュリティの構築」の下、電気通信・情報産業が社会経済活動における重要な要素であり、社会経済の新たな成長を牽引していく分野であるとの認識を共有し、以下の視点から今後取り組むべき方策について「サンクトペテルブルク宣言」を取りまとめました。
(1)新たな成長促進に向けたICT開発
(2)ICT利活用を通じた社会経済活動の向上
(3)安全・信頼性のあるICT環境の推進
(4)地域経済統合の推進
(5)ICT分野における協力の強化
詳細については、別添資料をご覧ください。
(参考)APEC加盟国・地域
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、中国、中国香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、タイ、アメリカ、ベトナム
<添付資料>
サンクトペテルブルク宣言(本文)
サンクトペテルブルク宣言(仮訳)
サンクトペテルブルク宣言(概要)
4 二国間会談の開催
本会合に合わせて、ロシアのニキフォロフ通信・マスコミ大臣やタイのアヌディット・ナコンタップ情報通信技術大臣と会談したほか、韓国、中国、ベトナムの各国代表を含む5か国との間で二国間会談を開催し、今後の情報通信分野の連携方策等について議論しました。