総務省は、「質の高いICTインフラ」の整備を国際的に促進するため、各国のICT政策立案者や調達管理者・担当者向けに、「質の高いICTインフラ」投資の指針を策定し、このたび公表しました。
1 背景
ICTインフラを新興国・途上国等の社会課題解決に役立て、経済・社会の持続的な成長につなげるために、「質の高いICTインフラ」の整備が求められています。「質の高いICTインフラ」とは、一見、値段が高く見えるものの、使いやすく、長持ちするもので、長期的に見れば高い経済性を有し、経済発展・社会課題解決に貢献するものです。
政府全体としても、本年5月に改訂された「インフラシステム輸出戦略」において、質の高いインフラ投資を国際的に定着するための取組を進めることとされています。また、昨年4月に開催されたG7香川・高松情報通信大臣会合においても、質の高いICTインフラの重要性が合意されたところです。
2 指針について
上記の経緯を受け、総務省は、「質の高いICTインフラ」の概念の国際的な普及、各国のインフラ事業の質の向上のため、「質の高いICTインフラ」投資の指針を策定しました。本指針は、各国のICT政策立案者や調達管理者・担当者向けに、「質の高いICTインフラ」の基本的な概念や、「質の高いICTインフラ」整備を進めるための有益な示唆や好事例を紹介するものです(本指針の構成については、
別紙
をご参照下さい。)。
今後、関係各省庁や関係機関とも連携し、本指針が、様々なICTインフラに対して幅広く国際的に活用されることを目指します。
3 公表資料
【関係報道資料】