2022年9月26日から10月14日の日程でルーマニア(ブカレスト)にて開催されている第22回国際電気通信連合(ITU)全権委員会議において、現地時間9月30日午前から次期電気通信標準化局長選挙が行われ、我が国から立候補した尾上 誠蔵(おのえ せいぞう)日本電信電話株式会社CSSOが過半数の得票を得て次期電気通信標準化局長に選出されました。
尾上氏は、来年1月から電気通信標準化局長に就任し、2030年代の経済・社会基盤として期待される次世代通信ネットワークの標準化等を担うことが期待されています。
1 概要
2021年9月の立候補表明以降、約1年にわたる支持要請の選挙活動を経て、今般、尾上 誠蔵日本電信電話株式会社CSSO(最高標準化戦略責任者)が次期電気通信標準化局長に選出されました(任期は1期4年、最大で2期まで)。
今次ITU電気通信標準化局長選挙には、尾上氏のほか、トーマス・ツィルケ氏(ドイツ)及びビレル・ジャムシ現ITU電気通信標準化局職員(チュニジア)の計3名が立候補する中で、最終的に尾上氏が、投票権を有するITU全権委員会議参加加盟国の過半数の得票を獲得し当選しました。
2 事務総局長及び事務総局次長選挙
今次ITU全権委員会議においては、次期電気通信標準化局長選挙のほか、次期事務総局長、次期事務総局次長の選挙も行われ、次期事務総局長としてドリーン・ボグダン=マーティン氏(米国)が、次期事務総局次長としてトーマス・ラマナウスカス氏(リトアニア)が選出されました。新しい体制に移行後、尾上電気通信標準化局長との連携が期待されます。
ITU全権委員会議の概要及び尾上氏の略歴は
別紙のとおりです。