本会合では、6つのテーマ(「越境データ流通と信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)の推進」、「安全で強靭性のあるデジタルインフラ」、「自由でオープンなインターネットの維持・推進」、「経済社会のイノベーションと新興技術の推進」、「責任あるAIとAIガバナンスの推進」、「デジタル競争」)について議論が行われ、本会合の成果として、「G7デジタル・技術閣僚宣言」が採択されました。
閣僚宣言の主なポイントは以下の通りです。
(1)越境データ流通と信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)の推進
DFFTの具体化のための国際枠組み(IAP)の設立及びDFFTの具体化のためのG7ビジョン・プライオリティに合意。
(2)安全で強靱なデジタルインフラ構築
オープンで相互運用性などの要素を含むBeyond 5G/6G時代における将来ネットワークのビジョンを策定し、安全で強靭なデジタルインフラの構築に向けたG7アクションプランに合意。
(3)自由でオープンなインターネットの維持・推進
自由でオープンかつ、グローバルで分断がなく、信頼性があり相互運用可能なインターネットの維持・推進に向けたG7アクションプランに合意。
(4)経済社会のイノベーションと新興技術の推進
デジタルインフラの相互運用性の確保やデジタルサプライチェーンにおけるソフトウェアの脆弱性対策、革新的技術イノベーションに親和的なガバナンス手法の活用。
(5)責任あるAIとAIガバナンスの推進
AIガバナンスのグローバルな相互運用性を促進等するためのアクションプランに合意。生成AIについて、早急に議論の場を持つことに合意。
(6)デジタル市場における競争政策
デジタル競争分野での既存の法律や新たな法制度の立案や執行において各国で共通して抱える課題を共有していくこと、デジタル競争サミットを今秋開催することに合意。
【添付文書】
・G7デジタル技術・大臣会合閣僚宣言
【原文】
【仮訳】
・附属書1 「DFFTの具体化のためのG7ビジョン及びそのプライオリティに関する附属書」
【原文】
【仮訳】
・附属書2 「Beyond 5G/6G時代における将来ネットワークビジョン」
【原文】
【仮訳】
・附属書3 「安全で強靭なデジタルインフラの構築に向けたG7アクションプラン」
【原文】
【仮訳】
・附属書4 「自由でオープンかつ、グローバルで分断がなく、信頼性があり相互運用可能なインターネットの維持・推進に向
けたG7アクションプラン」
【原文】
【仮訳】
・附属書5 「AIガバナンスのグローバルな相互運用性を促進等するためのアクションプラン」
【原文】
【仮訳】
(参考1)G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合 出席者
日本:松本 総務大臣、河野 デジタル担当大臣、西村 経済産業大臣 等
ほか、G7構成国、招待国及び国際機関からの参加者については
別添1
のとおり。
(参考2)
本会合に関する情報は、以下のリンク先からもご覧いただけます。
https://g7digital-tech-2023.go.jp/index.html