令和6年5月21日(火)及び22日(水)、韓国(ソウル)においてAIソウルサミットが開催され、5月22日(水)に開催された閣僚級セッションに総務省から西田総務大臣政務官が出席しました。同セッションには、各国政府、関係国際機関、民間企業、研究者などが参加し、AIの安全性、革新性及び包摂性の発展に向けた議論を行いました。
1.開催日
2.主な参加者
【各国政府】
豪州、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、日本、フィリピン、韓国、ルワンダ、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、スイス、トルコ、UAE、ウクライナ、米国、英国
【国際機関】
欧州委員会、国際連合
【民間企業】
Anthropic、Cohere、Google DeepMind、IBM、Meta、Microsoft、OpenAI、Samsung Electronics、SK Telecom、Tencent 等
その他、学術界、市民社会からも多数が参加。
3.開催概要
AIソウルサミットは、昨年開催された英国AI安全性サミットでの成果を踏まえ、AIの安全性確保を含むAIガバナンスの在り方に関するグローバルな議論を進め、持続可能なAIの開発と利用を実現する方法を探求することを目的として、韓国及び英国の主催により開催されました。
5月22日(水)開催の閣僚級セッションには総務省から西田総務大臣政務官が出席し、「AI安全性の強化に向けた行動」及び「サステナビリティとレジリエンスに向けたアプローチ」について議論が行われました。
「AI安全性の強化に向けた行動」セッションにおいて、西田総務大臣政務官から、我が国が本年2月に立ち上げた「AIセーフティ・インスティテュート(AISI)」について紹介し、相互運用可能なAI安全性評価の確立を目指して国際的なパートナーと連携していく旨述べました。また、安全、安心で信頼できるAIの実現に向けた取組を進めるため、先日、岸田総理から「広島AIプロセス フレンズグループ」の取組を発表したことを発信しました。
また、「サステナビリティとレジリエンスに向けたアプローチ」セッションでは、AI開発への世界的な協調アプローチとして、エネルギーと環境への脅威、労働市場への影響、偽誤情報の大量生成等への解決策について議論が行われました。
本会合の成果として、27の国・地域による「安全、革新的で包摂的なAIの発展のためのソウル閣僚声明」が採択されました。
(閣僚声明の採択国・地域:オーストラリア、カナダ、チリ、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イスラエル、イタリア、日本、ケニア、メキシコ、オランダ、ナイジェリア、ニュージーランド、フィリピン、韓国、ルワンダ、サウジアラビア、シンガポール、スペイン、スイス、トルコ、ウクライナ、UAE、英国、米国、EU)
【添付文書】
・安全、革新的で包摂的なAIの発展のためのソウル閣僚声明
【原文】
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【仮訳】
4.バイ会談の結果概要