報道資料
令和6年12月26日
国際行動規範の「報告枠組み」に係る合意(「広島AIプロセス」)
2023年、我が国は、G7議長国として、生成AIに係る国際的なルール形成を行う枠組みである「広島AIプロセス」を立ち上げ、「国際指針」及び「国際行動規範」を取りまとめました。
2024年のG7イタリア議長国下では、「国際行動規範」を自主的に遵守するAI開発企業等による履行状況を確認するための手法(「報告枠組み」)を開発・導入するべく、G7で議論を行ってまいりましたが、今般、「報告枠組み」の基本的な運用方法及び質問票に関して、合意に至りましたのでお知らせします。
1.経緯
2023年、我が国は、G7議長国として、生成AIに係る国際的なルール形成を行う枠組みである「広島AIプロセス」を立ち上げ、「国際指針」及び「国際行動規範」を取りまとめました。
本年3月のG7産業・技術・デジタル大臣会合では、生成AI開発における透明性及び説明責任を促進するため、「国際行動規範」を自主的に遵守するAI開発企業等による履行状況を確認するための適切な手法(「報告枠組み」)を開発・導入することに合意しました。
以降、G7で議論を重ね、今般、「報告枠組み」の基本的な運用方法及び質問票について合意しました。
2.概要
「国際行動規範」に沿って作成されたAI開発企業等への質問票をOECDのwebサイト上で公開し、回答を依頼します。質問票に回答したAI開発企業等は、原則として、OECDのwebサイト上でリスト化されるとともに、回答内容も公開されます。なお、「報告枠組み」の運用開始は、2025年2月以降を予定しております。
質問票の項目立ては以下の通りです。
- リスクの特定及び評価
- リスクの管理及び情報セキュリティ
- 高度なAIシステムに関する透明性報告
- 組織のガバナンス、インシデント管理及び透明性
- コンテンツの認証及び来歴確認の仕組
- AIの安全性向上や社会リスクの軽減に向けた研究及び投資
- 人類と世界の利益の促進
(参考)広島AIプロセスについて
広島AIプロセスについて(
https://www.soumu.go.jp/hiroshimaaiprocess/)
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