我が国政府は、令和8年(2026年)11月にカタール・ドーハで開催予定の国際電気通信連合(ITU)全権委員会議で実施される電気通信標準化局長選挙において、現職の尾上 誠蔵(おのえ せいぞう)電気通信標準化局長(任期:2023年〜2026年)を再び擁立し、二期目(2027年〜2030年)の再選を目指すことを決定しました。
1.国際電気通信連合(ITU)概要
ITUは、電気通信に関する国際連合の専門機関であり、本年で創設160周年を迎えました。本部はスイス・ジュネーブに所在し、現在194の国・地域が加盟しています。日本は1959年以来、継続的に理事国に選出されるなど、ITUに対して、財政面・人材面の両面において最大規模の支援を行っている国の一つです。
2.候補者
尾上ITU電気通信標準化局長は、長年にわたる産業界での豊富な経験を有し、移動通信の標準化及び技術開発の両面で主導的な役割を果たしてきました。2023年の電気通信標準化局長就任以降は、2024年にインド・ニューデリーで開催された世界電気通信標準化総会を成功に導くとともに、ITUへの産業界の参加の促進にも積極的に取り組んでいます。
その卓越したリーダーシップと実績は国際的にも高く評価されており、2026年11月の選挙において再選され、引き続き二期目を務めることが極めて適切であると考えます。
3.今後の取組
総務省は、関係省庁と緊密に連携しつつ、ITU加盟国政府への積極的な働きかけを通じて、本選挙における当選を目指し取り組んでまいります。
(参考1)
国際電気通信連合の概要
(参考2)
尾上誠蔵氏の略歴