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報道資料

平成27年8月4日

ニカラグア共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用

 中米のニカラグア共和国(以下「ニカラグア」という。)において、地上デジタルテレビ放送(以下「地デジ」という。)日本方式を同国の地デジ方式として採用することとなったことを受け、本日、高市総務大臣とニカラグアのカスティージョ通信郵便庁長官との間で地デジ協力覚書を署名いたしました。日本方式採用国は18カ国目となります。

1 ニカラグア政府による日本方式の採用

(1) 総務省は、関係省庁や既に地デジ日本方式を採用した中米諸国と連携し、昨年10月、高市総務大臣名の書簡を発出するなどニカラグアに対し、日本方式の採用に向けた働きかけを行ってきたところです。

(2) ニカラグアでは、日本方式を含む地デジ方式の検討が行われきましたが、このたび、日本方式を採用することとなり、本日、高市総務大臣と、総務省招聘により訪日中のカスティージョ通信郵便庁長官との間で、地デジ日本方式採用にかかる協力覚書に署名しました。

(3) 本覚書には共同作業部会を通じた技術支援や専門家派遣による人材育成などが盛り込まれています。

2 総務省の今後の取組

 総務省としては、ニカラグア政府の決定を歓迎するとともに、同国の円滑な地デジ化に向け、総合的に同国の発展を支援していく考えです。

(参考資料)<地上デジタルテレビ放送日本方式(ISDB−T(Integrated Services Digital Broadcasting - Terrestrial)とは>

 国際標準となっている地上デジタルテレビジョン放送の規格には、大きく分けて日本方式、欧州方式、米国方式、中国方式の4方式が存在します。日本方式は、1つの送信機で固定端末向けと携帯端末向け放送を実現し、効率的な設備投資でネットワーク構築が可能といった優位性がある他、災害時や停電時のような状態であっても、電池で稼働しいつでもどこでも受信できる携帯端末向け放送や緊急警報放送等の機能は、災害対策のツールとしても有効です。


【日本方式採用各国の採用時期】
・ブラジル   2006年 6月
・ペルー      2009年 4月
・アルゼンチン  2009年 8月
・チリ       2009年 9月
・ベネズエラ 2009年 10月
・エクアドル 2010年 3月
・コスタリカ 2010年 5月
・パラグアイ 2010年 6月
・フィリピン 2010年 6月(2013年11月、再表明)
・ボリビア   2010年 7月
・ウルグアイ 2010年 12月
・モルディブ   2011年 10月(2014年4月、国としての採用を決定)
・ボツワナ    2013年 2月
・グアテマラ   2013年 5月
・ホンジュラス  2013年 9月
・スリランカ   2014年 5月
・ニカラグア   2015年 8月
連絡先
情報流通行政局放送技術課
(地デジ技術について)
担当 :遠藤補佐、五十嵐係長
電話 :03-5253-5784
FAX :03-5253-5788
電子メール:btd_i_atmark_ml.soumu.go.jp
情報通信国際戦略局国際経済課
(地デジ協力覚書について)
担当 :長尾補佐、今泉係長
電話 :03-5253-5928
FAX :03-5253-5930
電子メール: creative_iead_atmark_ml.soumu.go.jp

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