1.ドゥテルテ大統領への表敬
野田総務大臣は、マラカニアン宮殿においてドゥテルテ大統領への表敬訪問を行いました。表敬訪問では、野田総務大臣から「日フィリピンICT総合協力パッケージ(
別添
)」を提案し、ICT利活用(防災、交通、サイバーセキュリティ等)の基盤となるICTインフラ(ブロードバンド網及び地上デジタル放送)の整備について両国で協力して進めていくことを確認するなど、フィリピンの社会的課題の解決及び経済成長並びに日本企業の海外展開の後押しにつながる大きな成果を上げました。
同パッケージの提案により、平成29年10月に両国首脳間で合意された「今後5年間の二国間協力に関する日フィリピン共同声明」において情報通信分野の協力として挙げられている国家ブロードバンド計画及び地上デジタル放送の協力について、今後着実に実施して行くことで一致しました。
2.フィリピン国営放送局(PTV)地上デジタル放送開始式典への出席
平成29年1月に我が国企業が納入したデジタル送信機により、マニラ首都圏及び周辺地域で本格的な地上デジタル放送が開始されました。当該放送の開始に伴い開催された地上デジタル放送開始式典において、日本側から、野田総務大臣、羽田駐フィリピン大使ほかが出席し、フィリピン側から、アンダナール広報業務担当大臣、リオ情報通信技術大臣代行、アポロニオPTV総裁ほかが出席しました。
同式典において、野田総務大臣は、フィリピンでの地上デジタル放送開始に向けたこれまでの日本の貢献及び今後の協力についてフィリピン国内にアピールしました。
3.フィリピン政府幹部との会談
野田総務大臣は、アンダナール広報業務担当大臣、リオ情報通信技術大臣代行、コルドバ国家電気通信委員会委員長それぞれと会談を行い、ICTインフラ整備における日フィリピン両国の協力関係をより一層強化することで一致しました。
また、ICTインフラに加え、防災分野やサイバーセキュリティでの利活用等で幅広い協力を行うことで一致しました。