会合の主な成果
今回の会合では、日英のデジタル分野における協力事項について、主として以下の事項について対話を行いました。
1. 多国間会合における連携
日英両国で多国間会合において協力して取組を進める分野について、両国が一致して目指す方向性と具体的
な協力のあり方を確認した。
2. データ
日本側から、DFFT(Data Free Flow with Trust)具体化に向けた取り組みや包括的データ戦略、データマネジ
メント等のデータのエコシステムについて説明し、英国側からはデータインテグレーションやプライバシー保護
強化技術、DFFTなどに係る取組について引き続き両国で協力して取組を進めたい旨説明があった。DFFTについ
て両国で引き続き多面的に協力していくことで一致した。
3. 通信サプライヤー多様化
Open RAN推進に係る日英両国の更なる連携強化に向けて、Open RANの高度化技術等に関する研究開発の具
体的な進め方等について確認した。
4. サイバーセキュリティ
日本側から、我が国が策定したサイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(CPSF)や、同フレームワーク
の国際標準化について説明を行った。英国側から、これまでの日英における協力関係について確認を行うと共に、引
き続き連携を進めていきたい旨を説明した。
5. 半導体
日本側から日本の半導体戦略について説明を行った。英国側からも英国の半導体戦略や今後も対話を続けてい
きたい旨の説明があり、半導体産業に対する両国のアプローチを共有した。
また、更なる協力強化を目指し日英間で今後重点的に取り組む分野について合意しました。
(参考)日英デジタル・グループ会合(第1回)出席者
日本側:総務省 田原国際戦略局長、デジタル庁 座間国際戦略統括、経済産業省 戸商務情報政策局審議官 他
英国側:デジタル・文化・メディア・スポーツ省 ストレイ デジタル・メディア総局長 他
【関係報道資料】
日英デジタル・グループの立ち上げ (令和4年5月4日)
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000135.html
令和4年10月7日に配布した本報道資料について内容に一部誤りがございました。訂正させていただくとともに、お詫び申し上げます。訂正箇所は、こちら
を御参照ください。