日本政府は、近藤勝則(こんどう まさのり)アジア・太平洋電気通信共同体(APT)事務局次長を候補者として、次期APT事務局長選挙に擁立することを、12月11日(現地時間)、寺田総務副大臣から、APT管理委員会の年次会合(タイ(バンコク)で開催中)の場において公式に表明いたしました。
1.APTの概要
アジア太平洋地域における電気通信及び情報基盤の均衡した発展を目的として、研修やセミナーを通じた人材育成、標準化や無線通信などの地域的政策調整を行うことを目的とする国際的な地域機関です。
2.候補者
近藤氏は、総務省において国際電気通信連合(ITU)、万国郵便連合(UPU)及びAPTの様々な国際会議に参加し、国際機関の活動に幅広く貢献するとともに、郵便・電気通信分野において国際的な人脈を構築してきました。2014年にAPT事務局次長に初当選し、現在2期目を務めています。
近藤氏は、現事務局長を支援しつつ、APTの管理運営、加盟国との意見調整及び地域全体のICTの発展を担う実質的責任者として、加盟国から高く評価されており、次期APT事務局長として最適な候補と考えています。
3.公示等
本件選挙の正式な公示は、2020年5月までに行われ、投票は2020年第4四半期に開催される、第15回APT総会において行われる予定です。我が国としては、本件選挙における当選を目指し、今後、各国からの支持を得るべく取り組んでまいります。