我が国政府は、令和8年(2026年)後半に開催予定のAPT総会において実施されるAPTの幹部職員選挙に関し、堀川亮(ほりかわりょう)総務省国際戦略局投資審査室長をAPT事務局次長候補(任期:2027年2月〜2030年2月)として擁立することについて、本日、村上総務大臣からAPT大臣級会合2025において表明しました。
1.APTの概要
APTは、アジア・太平洋地域における電気通信及び情報基盤の均衡した発展を目的として、研修やセミナーを通じた人材育成、電気通信の標準化や周波数割当などの地域的政策調整を行う国際的な地域機関です。
本部はタイ(バンコク)に所在し、加盟38か国・地域、準加盟4か国・地域等で構成されています。我が国は1979年のAPT創設時からの加盟国であり、APTへの最大の財政支援国です。
2.候補者
堀川氏は、20年以上にわたり郵便・電気通信分野で活躍し、国際的な活動に幅広く貢献するとともに、国際的な人脈を構築してきました。
2023年からは、APT管理委員会のワーキンググループの議長のほか、本日より開催されているAPT大臣級会合2025の準備会合の議長として、本大臣級会合の成果として採択予定の「東京宣言」の案の取りまとめに尽力するなど、国際分野での調整や議論の取りまとめに係る豊富な経験を有しており、APT事務局次長として最適な候補と考えています。
3.今後の取組