総務省は、2025年11月15日(土)にアゼルバイジャン・バクーで「中央アジア・コーカサス地域デジタルコネクティビティセミナー」を開催しました。また、この機会に併せ、総務省とアゼルバイジャン・デジタル開発運輸省との間で情報通信・郵便分野における協力覚書を締結し、同日、堀内総務副大臣及びママドフデジタル開発運輸副大臣の間で協力覚書の披露式を実施しました。
1. 中央アジア・コーカサス地域デジタルコネクティビティセミナー
(1)開催日、開催場所
開催日:2025年11月15日(土)
開催場所:アゼルバイジャン・バクー
(2)参加者、参加機関
日本側 堀内詔子総務副大臣、渡辺克也在アゼルバイジャン日本国特命全権大使、今川拓郎総務審議官 他
参加国 アゼルバイジャン デジタル開発運輸副大臣、カザフスタン AI・デジタル開発副大臣、キルギス デジタル開発・イノベーション技術副大臣、ジョージア 経済・持続的発展省、タジキスタン イノベーション・デジタル技術庁、トルクメニスタン 通信省、ウズベキスタン デジタル技術省
その他 世界銀行、国際電気通信連合(ITU)、本邦企業(日本電気株式会社(NEC)、NTT株式会社、豊田通商株式会社、株式会社デジタル・ナレッジ)、アゼルバイジャン企業 他
(3)セミナー開催概要
総務省は、2025年11月15日(土)にアゼルバイジャン・バクーで「中央アジア・コーカサス地域デジタルコネクティビティセミナー 〜地域協力を 通じた格差是正と包摂性の推進〜」を開催しました。
セミナーでは、堀内総務副大臣が地域の発展におけるデジタル・コネクティビティの重要性についてキーノートスピーチを行ったほか、中央アジア・コーカサス地域各国代表者、本邦及びアゼルバイジャン企業、国際機関と、デジタル・コネクティビティの強化を通じた、地域の安定と発展に向けた具体的なデジタル連携の可能性について議論しました。
2.協力覚書の締結
(1)覚書の背景
総務省はデジタル開発運輸省との間で情報通信・郵便分野における協力覚書の締結に向けた協議を重ねてきました。このたび、両国間で情報通信技術・郵便分野について協力を一層強力に進めていくことで一致したことから、林芳正総務大臣とラシャド・ナビエフ・デジタル開発運輸大臣が協力覚書に署名しました。この協力覚書の披露式は、アゼルバイジャンでの本セミナーの開催機会を捉え、堀内総務副大臣及びママドフデジタル開発運輸副大臣の間で行われました。
(2)覚書の概要
・ICTインフラ整備(ブロードバンド、モバイルネットワーク、データセンター等)
・郵便インフラ整備(仕分けセンター、郵便局など)
・ICT及び郵便産業の育成・投資誘致・技術革新・技術支援の促進
・人材育成・能力構築
・革新的なパイロット・プロジェクトの実施
3.バイ会談の概要
本セミナーの機会を捉え、堀内総務副大臣等は、以下のとおりバイ会談を実施し、各相手方と共有する政策上の課題等について対話を深めました。
・アゼルバイジャン サミル・ママドフ デジタル開発運輸省副大臣
・カザフスタン ドスジャン・ムサリエフ AI・デジタル開発省副大臣
・キルギス ザミルベク・コジュムラトフ デジタル開発・イノベーション技術省副大臣
4.今後の方針
総務省は、同地域におけるデジタル・コネクティビティ強化に向けた連携及びデジタル開発運輸省との協力覚書を通じて、今後も国内ICT産業の国際競争力強化を支援し、グローバル連携の一層の促進に取り組んでまいります。
以下、会合の様子
(協力覚書を披露する堀内総務副大臣とママドフデジタル開発運輸副大臣)