電子政府の総合窓口(以下「e-Gov」という。)(https://www.e-gov.go.jp/)は、(a)各府省がインターネットを通じて提供する行政情報の総合的な検索・案内サービスの提供、(b)各府省に対するオンライン申請・届出等の手続の窓口サービスの提供を行う政府のポータルサイト(注1)です。(別紙1、別紙2
)
平成20年2月からは、e-Govにおいて、社会保険・労働保険関係手続のオンライン申請・届出等の受付を開始し、e-Govを活用したオンライン利用の拡大が重要な課題となっています。
また、平成20年9月にIT戦略本部が決定した「オンライン利用拡大行動計画」(注2)において、オンライン利用の飛躍的な拡大に向けて、各府省は、システムの使い勝手の向上等に積極的に取り組むことが求められています。
このようなことから、総務省では、e-Govの使い勝手を向上させるための取組の一環として、利用者の方のご意見・ご要望を踏まえ、社会保険・労働保険関係手続のオンライン申請・届出等に係る電子申請システムの仕様を公開することとしました。
これにより、e-Govの電子申請システムに対応したソフトウェア製品等の開発が進み、これを事業主、社会保険労務士等が利用することにより、オンライン申請・届出等に係る作業負担が軽減され、その結果、オンライン利用の拡大が期待されます。(別紙3)
(注)1 「ポータルサイト」とは、「ポータル」は「玄関」を意味し、利用者がインターネットで最初に訪れるサイトのことをいいます。民間のポータルサイトとしては、「Yahoo」、「goo」などがあります。
2 「オンライン利用拡大行動計画」(平成20年9月12日IT戦略本部)は、これまでのオンライン利用促進の取組を抜本的に見直し、促進対象を国民に広く利用されている手続分野に重点化し、新たな目標を設定して、オンラインのメリット拡大、使い勝手の向上等の措置を集中的に講ずることなどを定めた政府全体の行動計画です。
なお、「オンライン利用拡大行動計画」を含むオンラインの利用促進に関する政府の取組状況、その他電子政府の推進に関する政府の取組状況については、e-Govの「電子政府の推進について」(http://www.e-gov.go.jp/doc/scheme.html)をご覧ください。
社会保険・労働保険関係手続 30手続(別紙4)
雇用保険被保険者資格取得届、雇用保険被保険者資格喪失届、健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届、健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届、健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届 等 |
e-Gov電子申請システムが受け入れることができる申請データのファイル構成及び上記の30手続に係る申請データの構造及び形式に関する仕様
平成21年3月31日から、e-Gov(http://shinsei.e-gov.go.jp/menu/interface/index.html)
において公開
総務省では、平成21年度以降も引き続き、利用者の方のご意見・ご要望を踏まえ、利用者の方の立場に立って、e-Govの使い勝手の一層の向上に努めてまいります。
また、仕様公開の対象手続については、利用者の方のニーズを踏まえて、必要に応じ追加する予定です。