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報道資料

平成22年5月19日

佐賀県が日本で初めて「国連公共サービス賞」を受賞


 このたび、2010年国連公共サービス賞(United Nations Public Service Awards)が発表され、総務省が推薦した佐賀県の「協働化テスト」及び「イノベーションさがプロジェクト」が、下記のとおり、日本国内で初めて「国連公共サービス賞」を受賞しました。表彰式は、国連公共サービスデーである6月23日にバルセロナ(スペイン王国)で開催されます。




  
<協働化テスト>
 (「政策策定過程への参加を促す革新的メカニズム」部門のアジア太平洋地区第1位)
 佐賀県が行う全ての行政事務(業務)を対象に、県民満足度を高めるための担い手のあり方及び業務プロセスについて、CSO(市民社会組織)又は民間企業等から広く提案を募り、協議を重ねながら新たな役割分担を練り上げていく一連の取組み。平成18年度の開始以来、約600件の提案を受け、多くを採択・実施することで、県民協働の推進及び事務効率化を推進している。

<イノベーションさがプロジェクト>
 (「政府内の知識管理促進」部門のアジア太平洋地区第2位)
 佐賀県と民間企業等との間で、行政課題解決のための共同研究を実施し、佐賀県の行政実務に関する知識・経験と民間企業等の創意・工夫とを結合させることで新しい公共サービスのあり方を創造する取組み。平成19年度以降、これまでに13の研究テーマを設定して共同研究を進めており、特に「新型インフルエンザ対策のシステム化」に係る共同研究は、広く応用可能な研究として期待されている。

(参考)
 国連公共サービス賞とは 
 2003年に設立された公共サービスに関する権威ある国際表彰で、各国の公共サービス団体による創造的な成果や貢献を受賞要件としており、毎年度開催されている。受賞対象分野は次のとおりとなっており、こうした分野で成果を上げた新たな施策、制度、仕組みを考案、実践している団体が対象。対象は国の組織、自治体のみならず、大学やNGOなども含まれる。
(1)公共サービスの透明性、アカウンタビリティー、反応性の向上
(2)サービス実施の向上
(3)政策策定過程への参加を促す革新的メカニズム
(4)政府内の知識管理促進

<2009年の主な受賞事例>  
(1)公共サービスの透明性、アカウンタビリティー、反応性の向上
 大韓民国 ソウル市 「オンラインリアルタイム水質公開サービス」
(2)サービス実施の向上
 エジプト・アラブ共和国 「大学入学登録プロジェクト」
(3)政策策定過程への参加を促す革新的メカニズム
 インド 「共同体における飲料水供給プログラム及び水質検査の制度化」
(4)政府内の知識管理促進
 ポーランド共和国 「国立行政学院」
連絡先
自治行政局行政経営支援室
担 当:田中課長補佐、冨永係長、柴田
電 話:03−5253−5519(直通)
FAX:03−5253−5592

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