情報通信審議会情報通信技術分科会IPネットワーク設備委員会（主査：相田 仁 東京大学大学院教授）では、平成17年11月よりネットワークのIP化に対応した電気通信設備に係る技術的条件について検討を行って参りました。今般、ネットワークのIP化に対応するために必要な検討課題のうち、IP電話端末等に関する技術的条件に関して、IPネットワーク設備委員会報告（案）を取りまとめました。
つきましては、本報告案に対し、平成21年7月15日（水）までの間、広く国民の皆様から、以下の要領で意見を募集いたします。
1 概要
我が国では、技術革新やこれまでの競争政策等の推進により、世界最速・最安のブロードバンドが実現し、インターネット上で提供されるIP電話等の新しいサービスが急速に普及・拡大しています。
このような中、我が国の主要な電気通信事業者がアナログ電話ネットワークのIP化に向けた計画に取り組んでおり、海外でも政府や事業者によってIP化計画が進められているところです。さらに、国際電気通信連合 電気通信標準化部門(ITU-T)において次世代IPネットワークの国際標準化が最重要課題として取り上げられるなど、情報通信ネットワークのIP化に向けた整備が国内外で進められています。
情報通信審議会では、平成17年11月より、情報通信審議会情報通信技術分科会IPネットワーク設備委員会において、ネットワークのIP化に対応した電気通信設備に係る技術的条件について審議が開始され、平成20年3月にはネットワークのIP化に対応するために必要な検討課題のうち、050-IP電話等の基本的事項に関する技術的条件等に関して、検討結果を取りまとめられました。
今般、これまでの審議において継続検討とされた事項、技術の進展等により新たに検討が必要となった事項のうち、別添のとおり、IP電話端末等の技術的条件に関する課題について検討結果を取りまとめられました。
本件意見募集は、今後の制度化に向け、当該電気通信設備に係る技術的条件案や今後の検討課題について、国民の皆様から広く意見を募集いたします。
2 意見募集の対象及び意見募集要領
意見募集の対象は、「IPネットワーク設備委員会報告（案）−IP電話端末等に関する技術的条件−」（
別添）です。
意見募集の詳細については、
別紙をご覧ください。
3 募集期限
平成21年7月15日（水）午後5時（必着）（郵送の場合についても、平成21年7月15日（水）必着とします。）
4 今後の予定
皆様からお寄せいただいた意見を踏まえ、平成21年7月中を目途に報告を取りまとめる予定です。
