総務省は、「生体電磁環境に関する検討会」(座長:大久保千代次 一般財団法人電気安全環境研究所電磁界情報センター所長)が、その下に設置した「先進的な無線システムに関するワーキンググループ」(主査:平田晃正 名古屋工業大学 大学院電気・機械工学専攻 教授)における検討を踏まえて取りまとめた報告書(案)について、平成30年2月7日(水)から同年3月8日(木)までの間、意見募集を行います。
1 経緯
電波の人体への安全性については、我が国では電波防護指針を策定し、これに基づいた電波法令による規制を行うことにより、安心・安全な電波利用環境を維持しています。
近年、第5世代移動通信サービス(5G)、超高速無線LANやワイヤレス電力伝送(WPT)等の先進的な無線システムの実用化・普及に向けた取組が国内外で急速に進展し、電波利用環境が従来から大きく変化することが見込まれるため、電波防護指針やその適合性評価方法は、それらの変化に迅速に対応することが重要な課題となっています。
こうした背景を受け、平成28年9月に「生体電磁環境に関する検討会」の下に「先進的な無線システムに関するワーキンググループ」を設置し、国際機関及び諸外国の動向をはじめ、国内外における生体電磁環境に関する最新の研究状況を把握するとともに、新たな電波利用形態に対する電波防護指針や適合性評価方法について議論すべき課題や想定される方向性を抽出し、今後の電波防護指針の見直しの在り方等について検討を行ってまいりました。
今般、報告書(案)を取りまとめましたので、当該報告書(案)に関して意見を募集します。
2 意見募集の対象
生体電磁環境に関する検討会報告書(案)「先進的な無線システムに関する電波防護について」(
別紙1のとおり)
3 意見募集の要領
4 意見募集期限
平成30年3月8日(木)午後5時(必着)(郵送についても、同日必着とします。)
5 今後の予定
提出された意見は、取りまとめを行うに当たり、議論の参考とさせていただきます。意見内容については、募集期間終了後、取りまとめ公表する予定です。