IoT推進コンソーシアム(ITAC)と欧州のIoTイノベーション・アライアンス(AIOTI:Alliance for IoT Innovation)は、3月20日にIoT分野の協力に係る覚書に署名しました。
1.背景等
我が国のIoT(Internet of Things)の推進団体であるIoT推進コンソーシアム(ITAC)は、これまで、2016年10月に米国のインダストリアル・インターネット・コンソーシアム(IIC)及びオープンフォグ・コンソーシアムと、2017年2月にインドの全国ソフトウェア・サービス企業協会(NASSCOM)と、それぞれIoT分野の協力に向けた覚書を締結し、この分野の国際連携を進めてきました。
今般、欧州のIoTイノベーション・アライアンス(AIOTI:Alliance for IoT Innovation)との間で、IoT分野の協力に向けた覚書の締結について合意し、3月20日、ドイツの ハノーバーにおいて署名が行われました。
2.覚書のポイント
ITACとAIOTIは、グッドプラクティスの確認と共有やIoT分野の政策提言の共有、IoTに係る標準化やIoTの推進に係る課題に対する協力などに取り組むこととしています。(詳細は
別紙
参照)
3.今後の取組
総務省は、今後もIoT分野の国際連携に向けた取組を支援してまいります。
(署名式の模様)
(参考1)IoT推進コンソーシアム(ITAC)
2015年10月、民間主導で設立されたIoTの推進団体。会員数約2,800(2017年3月現在)。複数のWGを設置し、関連技術の開発・実証や新たなビジネスモデルの創出、セキュリティ対策、データの流通促進等に向けた取組を実施。
(参考2)IoTイノベーション・アライアンス(AIOTI:Alliance for IoT Innovation)
2015年3月、欧州委員会が設立したIoTの推進団体。欧州の通信キャリア、チップベンダー等を中心に会員数約160(2017年3月現在)。ITACと異なり、欧州委員会の職員が運営に関与。