報道資料
平成21年6月25日
平成20年度末における固定端末系伝送路設備の設置状況
〜加入者回線に占めるNTT東日本及びNTT西日本のシェア〜
総務省は、電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)第3条第1項に基づき、平成20年度末(平成21年3月末)現在の固定端末系伝送路設備※1の設置状況について電気通信事業者から報告※2を受けましたので、その集計結果を公表します。
1 趣旨等
総務省は、電気通信事業報告規則第3条第1項の規定に基づき、固定端末系伝送路設備を設置する電気通信事業者を対象に、当該設備の設置状況について報告を受けています。
今般、平成20年度末(平成21年3月末)現在の設置状況について提出を受けましたので、その集計結果を公表します。
※1 固定端末系伝送路設備:電話線等の伝送路設備の一端が、特定の場所に設置される利用者の電気通信設備に接続される伝送路設備をいいます。
※2 報告の対象となった伝送路設備の概要は
別紙1
のとおりです。
2 結果概要
平成20年度末(平成21年3月末)現在の固定端末系伝送路設備設置状況の特徴は以下のとおりです。詳細につきましては、
別紙2
を御覧ください。
1) 平成20年度末における全加入者回線に占めるNTT東日本及びNTT西日本(以下「NTT東西」という。)のシェアは、昨年度末と比較すると、光ファイバ回線やCATV回線の増加の影響を受けて、微減した(91.0%→90.0%[▲1.0%])。他方、NTT東西の光ファイバ回線数のシェアは、昨年度末からほぼ横ばいとなった(78.9%→78.8%[▲0.1%])。
2) 全体の回線数の動向としては、引き続きメタル回線数の減少により、加入者回線の総数は減少した(6,515万回線→6,309万回線)。他方、光ファイバ回線数は、引き続き増加し、加入者回線数に占める割合が上昇した(13.0%→16.4%[△3.4%])。
3) NTT東西の光ファイバ回線数のシェアは、引き続きおおむね東高西低となった。昨年度末と比較すると、中国地方(鳥取県、島根県、岡山県、広島県)や九州地方(福岡県、熊本県)でシェアが2〜4%程度増加し、中部地方(岐阜県、静岡県、愛知県、三重県)や石川県では、電力系事業者や地域系CATV事業者(自治体)等の影響により、シェアが5〜8%程度減少した。
4) なお、NTT東西の光ファイバ回線数のシェアが50%以下の都道府県は、昨年度末は滋賀県の1県(38.1%)であったが、奈良県(48.9%)を加えた2県に増加した。
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