大臣・副大臣・大臣政務官の動き

第2回ICT超高齢社会構想会議(平成25年2月25日)

平成25年2月25日、第2回ICT超高齢社会構想会議が開催されました。
本会議では、超高齢社会におけるICT利活用のあり方について、医療・健康・介護、就労・社会参加等、様々な角度から検討していくこととしています。
今回の会議では、超高齢社会におけるICT利活用に関する、今後の検討の方向性等について有識者の方々から多くのご意見をいただきました。


挨拶をする柴山総務副大臣



挨拶をする橘総務大臣政務官


 
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柴山総務副大臣挨拶

それでは、定刻になりましたので、ただ今から第2回目のICT超高齢社会構想会議を開催いたします。 政権交代をした後、我々の方も本格的にこの分野にギアチェンジするというところだと思います。私が申し上げるまでもなく、世界にさきがけて日本は超高齢化社会に突入しておりまして、医療費の増大ですとか、あるいは労働力の逼迫、さまざまな課題にいや応なく直面しています。こういう部分で、技術革新著しいこのICTの利活用を通じてしっかりと克服していくということが、極めて重要なテーマであるということは、認識を共有させていただいているところでございます。 一方、このICTは、富の創出、そして生産活動の効率化などにも大きく寄与するという分野でありまして、経済成長の非常に大きな鍵を握っていると認識しております。ご案内のとおり、今は個人番号制の導入などの議論もかなり進んでいるところでもあります。ICTの有する基盤性を生かすかして、ICTと異業種が連携することによって、超高齢化社会における課題の解決、具体的にいえば、福祉政策のあり方ですとか、あるいは健康管理の方法、そういう分野だけでなく、お年寄りに関係する、もちろんお年寄りが主体となって進めていくことも含めてでありますが、新しい産業、新ビジネスの創出につなげていく、そういう場面ではないかと思っております。 そして、実は、中国を初め多くのアジア諸国でも、これからこの高齢化問題というのが非常に深刻な場面を迎えてくると思います。ですので、日本がここでどういう対応をするかということが、これらの国々にとっても重要な参考事例になると思っております。日本発のモデルを通じてグローバル展開をし、そして課題解決に資していくということは、これらの国々の参考になるというだけではなく、我が国の国際社会における新たなビジネス展開ということにも繋がっていくと思っております。 本会議は、既にワーキンググループ等を通じて活発に議論していただいているところだと思いますが、是非委員の皆様には、この議論を通じてICT利活用の推進による活力のある超高齢化社会の実現に向けて、具体的なビジョンを示していただくことを期待申し上げたいと思っております。議論はある程度、問題意識というものも共有されていると思いますので、是非具体的なビジョンを通じて成果を出したい。我々はそのように考えております。もちろん、今申し上げたようなことは、総務省単体でできることではなく、厚生労働省など、関係省庁とも強力に連携して進めていくことが不可欠であります。実効性ある政策の実現に向けてしっかりと取り組みを進めて参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 私からは以上です。ありがとうございました。


橘総務大臣政務官挨拶

今日は、委員の先生方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。このICTを使って、活力ある超高齢社会を目指していくという、この会に実は今、こういった会議を8つの分野で行っておりまして、これを束ねますICT成長戦略会議も先週末には立ち上がりまして、いよいよこの8つの分野のいろいろな検討を含めて、総務省全体としてのICTによる成長戦略というものを夏に向けて練っていこう、そういう中での大変大事なこのICT超高齢社会構想会議であると思っております。  今ほど柴山副大臣からお話のあった通りでございますが、私どもの今までのいろいろな努力で、この国は情報、あるいは通信の基盤はしっかりしたものがあるわけであります。これをいかに活用していくか。活用ということになれば、高齢者の方にとってみれば、ご自身が生活や就労、いろいろな場面で活用していくということもありますし、また、高齢者の方々を、いってみればお客さんとして見れば、医療や介護や福祉、あるいはいろいろな社会的な保障、手当てというようなこともあるわけであります。こういったいろいろな側面について、柴山副大臣がおっしゃるように、日本がこういう社会のフロントランナーとして国際社会の中で走っていくわけでありますから、是非その中で実用に繋るものを1つでも2つでも見出していきたい、そんな思いで私どもも大変期待を申し上げているところでございます。  今日もまたワーキンググループのご議論などを踏まえながら、そういった出口に向けて活発にご議論賜れれば大変幸いでございます。どうかよろしくお願いいたします。

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