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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

情報通信審議会 情報通信政策部会 イノベーション創出委員会第3回(平成25年3月28日)

本会合では、(1)官民の研究開発能力を結集し、我が国が強みを発揮すべき技術分野、(2)研究開発成果をイノベーション創出につなげるために必要な取組及び取組体制及び(3)(1)及び(2)を踏まえた、具体的なパイロットプロジェクト案について、本年7月に一次答申を出すこととしています。
今回の会合では、4名の専門委員のプレゼンテーションを土台に、議論が行われました。
なお、次回(第4回)会合は、4月2日を予定しています。


会議の冒頭 挨拶をする柴山総務副大臣



閉会の挨拶をする橘総務大臣政務官


 
【動画】会議の冒頭 挨拶をする柴山総務副大臣

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【動画】閉会の挨拶をする橘総務大臣政務官

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柴山総務副大臣挨拶

 皆さん、こんにちは。イノベーション創出委員会の開催に当たりまして、一言ご挨拶申し上げさせていただきます。
 前回の会合では、国会のほうで本会議が開催されたこともございまして、私、前回も申し上げたとおり、この委員会については大変楽しみにしているわけなんですけれども、大変失礼をいたしました。事務方からは中座後にどういう議論があったのかということについてヒアリングをいたしましたけれども、どうやらまだ現段階では具体的な議論にまで踏み込まれていないように感じました。
 前回も冒頭申し上げたとおり、今、日本はグローバル競争の中で非常に厳しい崖っぷちに立たされているという、厳しい認識を持っております。官と民、それから官と官の力を結集して、要は縦割りを打破して、日本社会が抱える課題、復興、防災、経済成長などの課題に直面をしていかなければいけない。そして、グローバル競争に挑んでいくことが重要だと思っております。
 成功する人は、なぜ成功するんだろうと。成功できない人は、なぜ成功できないんだろう。シビアな視点をぜひ持っていただきまして、民間資金が呼べないのであれば、どうやったら呼べるのか。あるいは、技術の実用化にあって、何か障壁があるのであれば、どういうような規制を取っ払っていかなければいけないのか。そういうことをより実効性を持って忌憚なく議論をしていくようなエッジの効いた場所にならなければいけないのではないかというように思っております。
 ぜひ有意義な会となりますことを心から期待を申し上げまして一言挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

橘慶一郎総務大臣政務官挨拶

 今日は本当にどうもありがとうございました。お4方から発表をいただいて、いろいろとディスカッションも聞かせていただいたんですが、この委員会というのは、イノベーションというものをどういうふうに応援すればいいんだろうとか、それが人材であったり、あるいはお役所の事業であったり、あるいは研究テーマの選び方であったり、いわばこの委員会の性質上、個々のイノベーションではなくて、イノベーションというものをどうすればうまくいくんだという話になるものですから、どうしてもその点、形とか枠組みとか哲学という話になっていくんだろうと、このように実は思っていたんです。
 私なりに、総務省、これで3カ月ぐらい、これ、お邪魔させていただいて、例えば自分なりの最初の一番の、せっかくこういう機会ですから、ざっくばらんに申し上げて、一番最初に思っていたことは何かというと、携帯電話が、日本の携帯電話負けていますねと。テレビも厳しいですねと。携帯電話もそうですし、このコンピューターもそうなんだけど、はっと気がついたら、全部OSってなぜか外国のもの使っていますねと。何で日本で日本人が日本のOS使わないんだろうというのが、僕、実はずっと素朴な疑問で持っています。例えば航空機でようやく最近また中型の航空機までつくれるようになったけれども、実はジャンボジェットを日本がつくることはできない。それから、今、例えばOSをつくることができないとか、やっぱり日本は何でもつくれて何でもできるはずのような気が、デバイスも全部できるんだけれども、あることになったら実は日本はできない分野があると。
 これが実は自分なりに不思議に思っていまして、かといって、有人宇宙飛行はできないけれども、固体ロケットなんかはつくれて、はやぶさみたいなことはできて、固体ロケットももう一度再チャレンジということで、今、新しい固体ロケットを、また衛星のほうで固体ロケットをつくるんですが、こんなところで、グリーンイノベーション、ライフイノベーションということで、こういういろんなイノベーション、政府としてもやっていくんですが、先ほどちょっとお話あった、研究開発費これだけ国が使っているけれども、それが全部うまくいっているんですかなんていうことを考えた場合に、1つは、こんなことをやってみたらいいんじゃないかというのをもう少し国も出していかなきゃいけないのかなという感じも、リスクテイクということも含めて実はそんな感じも持っています。
 それで、まとめに入ると、今日おっしゃっていただいた例えば総合プロデュース機能であったり、リスクテイクしたり、事業化へ乗り越えていくためのファンディングであったり、あるいはテーマの選び方、あるいは多産多死になってもいいから、たくさんのものを受けていくとか、こういったことを1つ、当然総務省もまた1つの研究開発予算を持っていますから、そういうものの生かし方、使い方で考えるとともに、あとは、こんなイノベーション、こんな分野もやっておかなきゃいけないんじゃないかというところがあれば、そういうものが見えてくると、私自身としてはいいかなと。その結果として、日本の製造業とか日本の技術がまた世界で大いに役に立つということになればいいなと、総務省のフィールドで考えると、実は思っているというところであります。
 もう少しまた何回か、皆さん方、順番がまた、構成員の方々のご発表聞かせていただきながら、この事務局として、いい形でまとめて、特に、やっぱり新藤大臣もぜひアウトプットをということもあるものですから、私どもの責任でありますけれども、26年度の予算と施策の中で、皆さんにご指導いただいたことで、こんなことできたと、後で皆さんに喜んでいただけるように努めていきたいと思っております。とりあえず今日聞いた感じで思うところはそのあたりでございます。

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