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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

放送サービスの高度化に関する検討会第3回(平成25年5月31日)

平成25年5月31日、「放送サービスの高度化に関する検討会」第3回会合を開催しました。
会合では、スーパーハイビジョンWG、スマートテレビWG、ケーブル・プラットフォームWGでの検討結果の報告がありました。その後、構成員等による意見交換が行われ、検討結果をとりまとめることとなりました。 


挨拶をする柴山総務副大臣


 
【動画】挨拶をする柴山総務副大臣


柴山総務副大臣挨拶

 それでは、私のほうから一言ご挨拶をさせていただきます。 
 4K/8K、スマートテレビ、そしてケーブル・プラットフォーム、それぞれ3つの分野につきまして、先ほどお話があったとおり、短期間に非常に専門的かつ詳細な提言をまとめていただきました。須藤座長はじめ構成員の皆様に心から御礼を申し上げます。 
 今回の提言では、今お話があったとおり、4K/8K、スマートテレビの一体的な導入を図り、高精細でインターネットとの本格的な連携を実現する次世代の放送サービスを実現するために、誰が、いつまでに、何を実施しなければならないかという点が明確に示されました。そして、こうした目標が、本日ご出席の放送にかかわる官民の関係者の間で共有されたことが、非常に意義があると考えております。 
 今般の目標は、来年、2014年、衛星やケーブルなどの分野で、さまざまな分野のプレーヤーの知恵も結集しながら4K/8K、スマートテレビ、一体としたサービスに着手するという大変思い切った内容であります。一部新聞で、スマートテレビと4Kの規格づくりを総務省が分けて検討している、早く融合させるべきだという、ちょっとそういう記述があったんですけれども、こういった別々の検討をしているという事実はありませんで、今お話があったとおり、一体としたサービスをしていくための検討をぜひ進めていきたいと思っております。 
 そのためには、確かにコストの問題など、いろいろハードルがあることは事実ですけれども、そこを乗り越えていくのがまさしく知恵の出しどころではないかなと思っております。座長からも、和崎構成員からも、関構成員からも、「一体として」というところをアウトラインしていただきましたから、こういったことをまさしくしっかりと進めていくべきではないかなと思っております。 
 こういった内容をまとめられたのは、まさしく、今後世界のマーケットを先導、牽引していくという皆様の意欲のあらわれであると理解をしておりまして、非常に心強く受けとめております。まさしく総務省のICT成長戦略会議、そして政府のICT戦略にきちんと反映をさせていきたいと思っております。ただ、技術とマーケットは今後も非常に早いスピードで変化をしていきますから、今般のロードマップについても、不断の検証そして進捗管理が必要であることは申し上げるまでもありません。その検証は、セキュリティーも含めた技術面、それからビジネス面、そういったことそれぞれにおいて進めていかなければいけないと思っております。 
 繰り返しになりますけれども、コストダウンの要請ですね。民放さん、NHKさん、それぞれ背景、事情が違いますので、一定の役割分担ということも必要になってくるかとは思いますけれども、こういったことをしっかりと検証を進めていかなければいけないとも思っております。そして、当然のことながら、このビジネス面の検討に当たっては、コンテンツなどのソフトをどのようにするのかということもあわせて、両にらみで進めていかなければいけないのだろうと思っております。 
 この高精細サービスというのは、先ほどちらっとお話があったかと思うんですけれども、例えば手術をしたりするときの医療分野で力を発揮するのではないかというような指摘を、私どもの大臣のほうからもさせていただいております。単なるBtoCではなくて、BtoBの関係で新たな市場が展開できるのではないかということも含めて、しっかりと幅広に検討する必要があるのではないかと思います。 
 繰り返しになりますけれども、皆様とともに、今般のロードマップを、私たち総務省としてしっかりとフォローアップをさせていただいて、予算面あるいは制度面を含めた検証、そして支援をしていきたいと思います。次世代の放送サービスの実現に取り組む皆様を全力で支援をさせていただくということを、改めてお誓い申し上げるとともに、皆様の今後とものご協力を心からお願い申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。 
 ほんとうに皆様、ありがとうございました。

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