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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

一般社団法人 情報通信技術委員会(TTC)情報通信技術賞・功労賞表彰式典
(平成25年6月17日)

平成25年6月17日、柴山総務副大臣は、メルパルク東京で開催された一般社団法人 情報通信技術委員会(TTC)主催の「情報通信技術賞・功労賞表彰式典」に出席し、「情報通信技術賞 総務大臣表彰」を授与しました。
本表彰は、情報通信ネットワークに係る標準の作成とその普及等に多大な貢献をした方々を表彰するものであり、平成16年度から行われているものです。


祝辞を述べる柴山総務副大臣



受賞者に表彰状を授与する柴山総務副大臣


 
【動画】祝辞を述べる柴山総務副大臣

 
柴山総務副大臣挨拶

 ご紹介を賜りました総務副大臣の柴山昌彦でございます。
 一般社団法人情報通信技術委員会「情報通信技術賞」そして「功労賞」の表彰式の開催にあたりまして、一言お祝いの言葉を申し上げます。
 それぞれの賞を受賞される皆様方におかれましては、情報通信分野における標準化活動に日頃からご尽力され、著しいご功績を挙げられましたことを心から称えますとともに、本日の栄えある受賞をお祝い申し上げます。
 さて、もう私が申し上げるまでもなく、日本は今、崖っぷちに立たされていると言わざるを得ません。大変厳しい状況であると思っております。中でも、ICT分野におきましては、グローバル競争の中で、日進月歩の、そして厳しい状況の毎日が続いているところでもございます。このような中、どのようにして私達の日本を立て直し、元気な日本を再生させるか、そして、その先の未来や希望をどのように創出していくのかが、私たちにとって重要な課題の一つとなっています。
 ICT分野は、生産活動の効率化に大きく貢献するとともに、その利活用が経済成長のための重要な鍵となることは論を待ちません。特に、我が国のGDPの約1割を占めるICT分野は、日本経済への寄与度の大きい産業であり、ICTが今後の我が国の経済再生を決定づけると言っても決して過言ではありません。
 総務省では、ICTを日本経済の成長と国際社会への貢献の切り札として活用方法を検討するために、本年2月、新藤総務大臣の主催のもと「ICT成長戦略会議」を立ち上げました。現在、とりまとめの最終段階にありますけれども、研究開発の観点からは、新たな価値を生み出し社会的な大きな変化を起こすイノベーションの創出の重要性が指摘をされるところです。そして、このイノベーション創出に欠くことのできない要素として、既存の常識に縛られない独創的な発想をもつ人材が必要とされているところであります。そして、今回受賞される方々は、まさしく専門分野において標準化活動を長年続けられ、ICTの発展の基礎を担った方々であり、また、最新の技術開発と標準化に果敢にチャレンジして日本企業の国際展開につなげ、まさに、イノベーションの創出に貢献された方々であります。
 標準化活動は、技術力を背景にした駆け引き、また、交渉のノウハウ、国際的に幅広い人脈や語学力が必要で、一朝一夕に対応できるものではありません。ぜひ受賞者の方々には、その技術やノウハウを後進にお伝え頂き、将来の標準化人材の育成にも、引き続きご尽力いただければと思います。
 最後になりますが、本日お集まりの皆様方の、より一層の御活躍を期待申し上げますとともに、重ねて受賞された皆様にお祝いを申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。本日は、誠におめでとうございます。
 

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