大臣・副大臣・大臣政務官の動き

第1回ICT成長戦略推進会議(平成26年1月27日)

平成26年1月27日、「ICT成長戦略推進会議(第1回)」を開催しました。
本会議では、平成25年6月にとりまとめられた「ICT成長戦略」を着実に推進するため、進捗状況の管理及び評価によるPDCAサイクルの推進、関係府省庁及び産学等関係者との連携の推進等に関する検討を行っていきます。
今回の会議では、構成員の方々より、ICT成長戦略の推進状況について、それぞれのお立場からご意見をいただきました。
※「ICT成長戦略推進会議(第1回)」の詳細はこちら


挨拶をする上川総務副大臣



挨拶をする藤川総務大臣政務官


 
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上川総務副大臣挨拶


 遅い時間にもかかわらず、お集まりいただき、第1回ICT成長戦略推進会議を開催できたことに心から感謝申し上げます。昨年の6月にICT成長戦略が策定され、日本再興戦略、世界最先端IT国家創造宣言の中にこの内容の多くが盛り込まれたところでございます。先月、閣議決定された平成25年度の補正予算及び26年度の予算案において、合計165億円分を計上し、成長戦略そのものに予算を持って対応していく土台が整ったと思っております。いよいよ各プロジェクトが実行フェーズに移っているということであり、PDCAをしっかりと回して成果を上げていく段階に至っていると思っております。
 今年は、まさに日本経済の正念場でございます。政権交代後、各種指標を見ても、様々なマクロ経済の指標が良好な数字を取り戻していますが、こうした数字に裏打ちされた実態を全国津々浦々で実感していただけるようにするため、非常に大事な正念場の年を迎えているところでございます。
 キーワードは3つあり、地域の活性化、イノベーションの創出、そして、国際展開。この成長の鍵を握る最も大きなツールとして、ICTが大変大きな役割を担い、また、新しいサービス・製品の提供による産業の創造というところにつながっていかなければならないと思っております。今月の中旬に、ウズベキスタンとインドに訪問しましたが、我々がICT成長戦略で掲げているとおり、例えば水資源、医療等の様々な社会的問題解決のためにICTが大事なツールになるということについて、ウズベキスタンの大臣等と意見交換し、覚書を交わしました。また、インドの大臣等ともこの認識の上に立ち、具体的な成果を積み上げていくことの大切さ及びスピード感を持って共同作業を積み重ねながら実装していくことについての問題意識と行動指針を共有したところでございます。
 安倍政権では、本年、新たな成長戦略を年央にも出す予定ですので、関係する各会議及び団体を率いている皆様においては、既存のICT成長戦略のフォローアップにとどまらず、新たにプロジェクトの具体的な提案をお願い申し上げます。どうぞよろしくご協力いただけますよう、お願い申し上げます。

藤川総務大臣政務官挨拶


 本日は、お忙しい中お集まりいただき、本当にありがとうございます。私は今月上旬、米国を訪問し、インターナショナルCESで連邦通信委員会の委員や、インテル等の関係者と意見交換を行ってきたところです。今年のCESでは、我々のICT成長戦略の柱の一つでもある4Kテレビのほか、眼鏡やリストバンド等のウェアラブルな端末が注目を浴びておりました。また、車車間通信のデモも見たが、IoT(インターネット・オブ・シングス)による新たな価値創造の可能性を大いに実感したところでございます。さらに、ICT企業とものづくり企業との共同、インテルとデンソー等々、意外な組み合わせにICT分野の裾野の広さを感じたところでございます。
 私は愛知出身なので、トヨタ自動車やデンソー、アイシンと情報交換をする機会は多いのですが、今年からデンソーも新たにブースを構えられており、また、会場内では、日本企業の冷蔵庫や洗濯機が1台もない家電市があると痛感し、新しい分野に進み出しているというところを実感しました。シリコンバレーではフェイスブックやシマンテックの幹部と意見交換させていただき、今後はセキュリティのみならず、ものづくりに可能性があることや世界中から企業を買収した結果、ノウハウはアメリカに集中していることを実感したところであります。また、フェイスブック社では開放的な企業環境、イノベーションを喚起する環境があると実感したところであります。
 本日は、構成員の方にご議論いただく極めて重要な機会だと存じます。忌憚のないご意見を頂戴申したく、心からお願いを申し上げて、冒頭の挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願い申し上げます。

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