大臣・副大臣・大臣政務官の動き

G空間×ICT推進会議第6回(平成26年3月18日)

平成26年3月18日、新藤総務大臣は「G空間×ICT推進会議第6回」を開催しました。
本会議では、G空間情報とICTの連携により、G空間情報を高度に利活用できるG空間社会を実現し、経済の再生や防災等、我が国が直面する課題の解決に寄与する方策等を検討していくこととしています。
今回の会議では、G空間プラットフォームや世界最先端のG空間防災システムの構築について、構成員と活発な意見交換を行いました。


挨拶をする新藤総務大臣



【動画】挨拶をする新藤総務大臣

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【動画】挨拶をする上川総務副大臣

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新藤総務大臣挨拶


 いつもながら、皆様方はお忙しい方々ばかりでありますけれども、本当にたくさんおいでをいただいて、このG空間×ICT推進会議が充実した運用をさせていただいていることに御礼を申し上げたいと思います。 
 途中ですから長話はいたしませんが、既に総務省からご説明させていただいたと思いますが、プラットフォームの構築、そしてG空間シティの構築ということで、それぞれ補正と当初で予算も取らせていただいております。かつてないほどに委員会における質問の中でもG空間というのはどういうことなんだということで、大分ご質問をいただけるようになりました。私の所信表明の中でG空間だ、ICTだ、イノベーションだと、そういうことでさんざんお話をしているわけでありますけれども、いずれにしても大切なことは、今日、私が委員会の質疑の中で言われたことなんですけれども、一体この10年間で何か新しい品物を買いましたかと私は聞かれたんです。その方が言いたかったのは、これから日本の経済をまた持ち上げるような、そういう何かものを売る、新しい技術やサービスでそんな経済を持ち上げられるようなものがあるんでしょうかっていうご質問だったんです。それは考えてみれば、いつかはカラーテレビが欲しいねとか、エアコン入れたいねとか、まさに家電をそろえたいとか、車を買いたいとかって、そういうことで内需が拡大して経済を膨らませてきた、またその次があるのかっていうご質問なんです。 
 ですから、私は、まことにそのとおりなんだと。だからこれから、私たちがつくるべきは物ではなくて、物と物の接続なんですと。新しいサービスやシステムを接続させることで、これまでとは違う効果や新しい仕組みをつくって、それが産業として展開できるのではないか、また、国民の安心・安全、そして経済の活性化につながっていくんだと。私たちがやらなければいけないイノベーションというのは、何か、突然デジタルテレビを買おうとか、そういうことではないんですというお話をして、それを我々は具体的に示していきたいと、こういうお答えをさせていただいたわけであります。 
 政府内においても、これが本気でできるのかというところまで来ております。それから、私は海外に行って、こういう取組をやっているんですよというのは、ものすごい関心を示されています。ですが、半分は夢だと思っています。ですから、これを現実のものとしてきちんと固めていって実証していきたいと思います。 
 最後にやはりG空間プラットフォームを進めていく上で大切なことは、これを構築したところで強制性が持てるのかと。それから、データを出していただいても、それを更新できる仕組みをつくっておかなければならないと、今、そういうお話もあったと思います。ですから、何らかの法律のようなものを、基本法のようなもの、強制性はないにしても、これに率先して参加していただくような、そういう仕組みを考えないと、自治体も企業もここに入ってきやすいような仕組みをつくらなければいけないなというようなことも今、直近の課題として考えております。 
 いずれにしてもこれは一つ一つ進めていくわけでありますが、ここにおいでの皆さんはずっとそういう夢を追いかけてきた方々だと思いますけれども、そういう使命感を持ってぜひ実現に向けてさらに進めていきたいと思います。 
 また、関係省庁の人たちがたくさん来てくれていて、本当にそれは非常に心強いことでありまして。これは総務省一つでできることではありませんから、政府全体でこういう仕事がきちんと動いていくように、そういった体制整備も考えていきたいと、このように思いますので、引き続きましてよろしくお願い申し上げたいと思います。ありがとうございます。

上川総務副大臣挨拶


 本日は第6回のG空間×ICT推進会議ということで、お忙しいところ、委員の皆様におかれましてはご参加賜りまして本当にありがとうございます。 
 先週3月11日には東日本大震災から、3年目を迎えておりまして、現在のこの日本におきまして暮らしの安心・安全のために災害に強い社会を実現することが喫緊の最重要課題と考えております。私の地元は静岡県でございますが、南海トラフの地震によりまして、最大で10万人以上の犠牲者が出るという、そうした推計もございまして、この安心・安全ということにつきましては非常に敏感に住民の皆様も思っているところでございます。 
 G空間情報でございますが、ICTと組み合わせることによりまして、例えば災害が発生した折の被災状況の把握でありますとか、その分析、また住民への災害情報の伝達等に大変有効であるということでございます。大規模災害時の被害を最小限に食いとどめるためにも、G空間とこのICTの積極的な活用ということについては、大変期待をしているところでもございます。今後も皆様から幅広いご意見、またご見識を賜りまして、こうした課題に果敢に取り組んで安心・安全の社会づくりのためにご貢献いただけますように引き続きのご指導、ご鞭撻をお願い申し上げまして、冒頭のご挨拶にかえさせていただきます。

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