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大臣・副大臣・大臣政務官の動き

スマートプラチナ社会推進会議第5回(平成26年6月24日)

総務省は平成26年6月24日(火)に「スマートプラチナ社会推進会議(第5回)」を開催し、上川総務副大臣及び藤川総務大臣政務官が出席しました。
本会議では、「ICT超高齢社会構想会議報告書−『スマートプラチナ社会』の実現−」を踏まえ、スマートプラチナ社会の実現を早期かつ着実に図るべく、具体的に検討を行ってきました。
今回の会合では、「スマートプラチナ社会推進会議 戦略部会」の主査である金子構成員から報告書案の説明が行われ、案の内容について意見交換が行われました。


挨拶をする上川総務副大臣



挨拶をする藤川総務大臣政務官



【動画】上川総務副大臣による挨拶

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【動画】藤川総務大臣政務官による挨拶

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上川総務副大臣挨拶


 おはようございます。構成員の先生方におかれましては、今日も早朝からお集まりいただきまして、第5回のスマートプラチナ社会推進会議開催をしていただいて、本当にありがとうございます。
 私は自民党におきまして、ヘルス・アンド・コミュニティ、健康とコミュニティというテーマで推進議連の幹事長を務めていましたものですから、今回のこの審議会、委員会のご意見等も含めまして、大変大きな関心を寄せて参加をさせていただいたということでございます。
 今日は、昨年12月から皆様にご議論をいただいた内容を踏まえましての報告書案のご検討という最終フェーズに入ってるということでございますので、どうぞよろしくお願いしたいというふうに思っております。
 本会議でも議論の対象となりました、医療、健康、そして社会参画の分野ということでありますが、従来、比較的、企業側の供給サイドの立場に立ったご議論があったように思っております。
 この研究会、会議におきましては、利用者のサイド、国民の皆さんの目線ということを非常に大事にしてご指摘をいただいてきましたので、そうした内容も織り込んだ報告書の最終案ということになろうかと思いますが、どうぞよろしくお願いしたいというふうに思っております。
 この後、提言を踏まえまして、この推進に向けまして、スピード感を持って実現していくということでございます。その折には、できるだけ多くの方にご参加をいただいた場というのを作っていただくということでありまして、その場に多くのステークホルダーの皆さんにもご参加をいただくということが何よりも大事ではないかというふうに思っております。
 ご提言をいただきました内容につきましては、既に今月の20日に公表いたしました総務省のスマート・ジャパンICT戦略、さらには16日に示されました政府全体の日本再興戦略の改定、これは案でございますが、それに向けましても盛り込みをさせていただいたところでございます。
 こうした大きな政府としての取り組みの中に、しっかりと位置づけていただくことができたということ、そして、それをさらに成果を上げていくための、これから大きな実践の場になるということでございますので、今後ともご協力賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
 重ねてでございますが、5回にわたりましてご熱心にご議論いただきましたことを、最終の段階でありますので、今日よろしくお願い申し上げましてご挨拶に代えさせていただきます。


藤川総務大臣政務官挨拶


 構成員の皆様方、お忙しいところ、第5回スマートプラチナ社会推進会議にご参加をいただきまして、心から感謝を申し上げます。若干、遅参をいたしました。心からおわびを申し上げます。
 そして昨年12月から本日まで、5回にわたりまして会合を開催させていただいた中で、先生方、構成員の皆様方からは、様々な先進的な取り組みについてご紹介いただき、これらの情報を共有できたことは、情報社会のもたらす問題解決に向けた大きな前進であったと思います。
 本提言において私が特に感銘を受けたといいますか、そちらをちょっと述べさせていただければと思いますが。例えば、ロボットとICTの組み合わせによる予防ロボットモデルやコミュニケーションロボットモデル等の取り組みが示されております。私は、地元が愛知県でありますので、ものづくり、これでもう40年近く日本一ということで、今も、ちょっと会合があってそちらに出てたのは、隣の犬山市のお話がありまして、一番古いお城がある国宝犬山城、そこには、からくりの技術が、からくり人形が愛知県はたくさんありまして、私のほんとおひざ元の町が、ヤマザキマザック、オークマ製作所という世界を牽引する工作機器メーカーが本社を置いておりますが、もう二十数年前、からくりロボットを実現をして、お茶を運ぶロボットとか、もう、からくりがすべて目の当たりでロボットを工作機器メーカーが作っていたのを、この提言書を見た中でも思い出したところであります。
 これから、そういうロボット技術が、これからもっと有用に活用されるというご提言があるわけですが、これからロボットが、単体ではなくて、こういったICTということでご提言をいただいておりますので、そういうことを、より以上融合させた中で、医療そして介護、健康などの分野で大きな可能性があるなと心から感じた次第であります。
 過去に、星新一さんの『きまぐれロボット』、ショートショートで夢物語のように思ってたことが、いよいよ現実になるなということも感じさせていただいたところであると同時に、先ほど代理がおっしゃられた2020年という年に私は60歳を迎えまして、もう少しすると、名古屋弁でしゃべるロボットにサポートされる自分を、つい昨日思い浮かべてたところでありまして、これからどういう社会になるのかなって、それを作り上げていくまたその中で、いろんなお仕事を引っ張っていただければということを感じたところであります。
 話は変わりまして、情報通信経済課のほうで白書の説明をいただいた時に、やはりEUのほうが、ICTでこの技術で健康寿命を2歳延ばそうという、大きなほんとに腑に落ちるっていうか、分かりやすい表現を使っていたと思うんですけれど、その白書の中で、やはりスマートプラチナという言葉が、なかなかすぐ全員に共有できる言葉として用いられてないんじゃないかなということを、昨日もちょっと担当の人と私が意見をしたところではあるんですけれど、「スマートプラチナ社会」という言葉自体を、やはりもう少しみんなで共有できるものにしなくちゃいけないなというのが私が感じたところであります。そういう中で、これからも先生方、構成員の皆様方には、この具体像、そしてコンセプト等、積極的なまたご指導、情報をちょうだいできたらなと思います。
 2020年という年は、やはり安倍総理もおっしゃるとおり、今やっと1000万人を超えた外国からの訪問者を2000万人にするという大きな目標があります。これから、言葉で言えば、定住人口は減るけれど、交流人口が増えるんじゃないか、大きな経済効果があるんじゃないかということをいわれますけど、やはりそれは一過性とは言えませんけれど、いずれ去ります。
 でも、やはり日本という国の人口が縮小していく、2020年には、もうほぼ確定値で300万人という人口が日本という国から消え去るという中で、やはり持続可能なものにしていく。それは、強い期待を込めた社会にしていくっていう面で、やはりこのICT情報通信技術そういう中でのわれわれの取り組みというのは、もっともっと今以上に大切になるなということを改めて感じました。
 これからも、ほんとに省庁が横断的に、もっともっと1人1人の生活、幸せのために汗をかけるように頑張ってまいりたいと思いますので、今後とも、総務省の取り組みにお力添えを賜りたく心からお願いを申し上げ、また心からお礼を申し上げまして、お願いを申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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