報道資料

  地上デジタル放送では、他の電波からの影響により良好に視聴できない受信障害現象（デジタル混信）が発生した場合、総務省は放送事業者と協力して、発生実態の把握と、対策を行っています。
  この度、当局及び北海道地上デジタル放送技術連絡会は、松前郡福島町で発生しているデジタル混信に対する対策計画を策定しましたので公表します。
  なお、デジタル混信を解消するために対策を行う方には、総務省テレビ混信対策センターにおいて支援策が用意されており、今回公表する対策計画もその支援の対象となります。
  当該対策計画の詳細は別紙のとおりです。

デジタル混信の 発生地域	混信内容	該当 世帯	対策手法
北海道松前郡 福島町 塩釜海岸付近	青森県・新潟県の 地上デジタル放送局 からのフェージング混信 （※1）	44 世帯	福島町塩釜地区に 共同受信施設(無線)の新設 及び受信アンテナ対策 （※2）

※1 フェージング混信とは、電波の伝搬経路上で地形・障害物・海水面・電離層などによって反射された電波が入り交じり、合成されることによって受信電界強度が時間的に変動する現象で、主に夏季に発生する電波の異常伝搬に起因して、通常は届かない遠方の電波が到来することにより発生する混信妨害。
※2 本件対策においては、対象地区の個別世帯のアンテナ等の工事が必要となります。

地上デジタル放送技術連絡会について
  地上デジタル放送技術連絡会は、地上デジタル放送に関する技術的検討及び環境整備等の活動を行うため、総務省、日本放送協会及び民間テレビ放送事業者等で構成された組織（任意団体）です。