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報道資料

平成29年8月16日
北海道総合通信局

北海道管内から電波有効利用促進型の研究開発課題を採択

− 「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)」の公募結果 −
  総務省は、戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE※1)の平成29年度研究開発課題の公募(第2回)について、全国で7課題を採択し、北海道管内からも1課題が採択されました。
  本件は今年の6月1日(木曜日)から6月30日(金曜日)まで公募を行ったもので、全国で29課題の応募がありました。採択は、外部専門家・外部有識者による評価を実施し、その結果を踏まえた上で、行われています。

【北海道管内採択課題】<概要は別紙のとおりです> 

研究開発課題名 研究代表者
(所属機関)
【先進的電波有効利用型】
森林・河川等電波不感地帯における野生生態系の見える化
宮下 和士
(みやした かずし)
(北海道大学)
全国で採択された課題は、総務省ホームページの報道発表をご覧ください。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000232.html別ウィンドウで開きます

1 SCOPE(Strategic Information and Communications R&D Promotion Programmeの略)

  戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE) は、情報通信技術(ICT) 分野において新規性に富む研究開発課題を大学・独立行政法人・企業・地方自治体の研究機関などから広く公募し、外部有識者による選考評価の上、研究を委託する競争的資金です。これにより、未来社会における新たな価値創造、若手ICT 研究者の育成、中小企業の斬新な技術の発掘、ICT の利活用による地域の活性化、国際標準獲得等を推進します。

 

<関連報道資料>

「電波有効利用促進の研究開発案件を追加募集」(平成29年5月12日)
https://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/2017/0512s.html別ウィンドウで開きます

連絡先
■本報道資料に関するお問い合わせ
無線通信部 企画調整課
電話:011-709-2311(内線4622)

別紙「北海道管内採択課題の概要」
 

【先進的電波有効利用型】フェーズ2(社会展開促進型)※2

森林・河川等電波不感地帯における野生生態系の見える化

  1. 研究代表者
    宮下 和士(みやした かずし)(北海道大学)
  2.  
  3. 研究分担者
    小泉 拓也(こいずみ たくや)(Biologging Solutions株式会社)、藤原 孝洋(ふじわら たかひろ)(函館工業高等専門学校)、 山口 弘純(やまぐち ひろずみ)、高井 峰生(たかい みねお)(大阪大学)、小平 佳延(おだいら よしのぶ)、真船 里奈(まふね りな)、山口 晶大(やまぐち あきお)(株式会社 環境シミュレーション研究所)
  4.  
  5. 概要
      近年、生態系サービスの経済的評価手法を確立するために、野生生態系の様々な側面を定量的に可視化することが求められている。そこで本研究では、IoT技術の活用により森林・河川等電波不感地帯における野生生態系の可視化を実現することを目指す。具体的には、(1)生物装着型データロガーにより河川遡上時のサケの行動情報を取得し、得られた行動情報を水中から陸上の中継器に伝達するためのシステムを開発すること、(2)陸上中継器に回収された行動情報をクラウドシステムまで伝達するため、電波不感地帯の森林・河川等に設置する無線ネットワークを開発すること、(3)集められた行動情報を扱うクラウドシステムの構築と同時に、得られた行動情報をマップやグラフ及び動画コンテンツとして“見える化”するためのシステムを開発すること、の3項目について研究を進める。
  6.  
  7. 期間
    2か年度

2本事業では、研究開発をフェーズ1とフェーズ2に分けています。

・フェーズ1:(1か年度)本格的な研究開発を行うための予備実験、理論検討等の研究開発を行い、優れた成果が得られるかどうかの実行可能性や実現可能性の検証等を実施。

・フェーズ2:(最長2か年度)本格的な研究開発を実施。

フェーズ1及び2はローマ数字ですが、機種依存文字のため算用数字で記載しています。

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