近年、北海道の主要産業の一つである農業は、営農戸数の減少、就業者の高齢化による労働力不足が課題となっています。
このような課題の解決に向け、無人化によるロボット農業が注目されており、ロボットトラクタの安全な自律走行や、農作業の省力化・効率化を図るための各種データの自動観測・収集等、ロボット農業の高度化に適したシステムの構築に強い関心が寄せられています。
本調査検討会では、農業分野での利活用を見据え、400MHz帯各種業務用データ専用デジタル波等を利用するRTK−GNSS※システム等について、必要な技術的条件やシステム構成に係る検討を行い、平成30年3月末を目途に報告書を取りまとめる予定です。
※RTK−GNSS:Real Time Kinematic GNSSの略で、既知点(電子基準点)からの位置補正情報を無線等を利用して移動局に送信し、移動局の位置をリアルタイムで測定する方法。
なお、第1回会合については次のとおり開催します。