報道資料
令和2年11月9日
衛星の活用による海上無線通信の高度化に向けて
− 我が国での実用化を目指し、技術的な要求条件について調査を開始 −
北海道総合通信局(局長 松井 俊弘(まつい としひろ))は、「衛星を活用したVHFデータ交換システム(VDES)の導入による海上無線通信の高度化に向けた調査検討会」を設置することとし、次のとおり第1回会合を開催します。
1 開催趣旨
従来アナログ通信が主であった海上無線通信にデータ通信環境を整えるため、電気通信に関する国際連合の専門機関(ITU)に設置された世界無線通信会議(WRC)では150MHz帯の電波を使用した「VHFデータ交換システム(VDES:VHF Data Exchange System)」のための周波数割当を決定(※1)し、我が国においても船舶間や船舶と沿岸の間でこの高度化された通信を利用できる環境が整備されてきました。
今般、このVDESについて、衛星を介した通信を可能とするための新たな周波数割当がWRCで決定(※2)されたことを受け、この電波利用の我が国における円滑な導入に向け、そのニーズを踏まえたシステム運用形態のあり方や他の電波利用との周波数共用等の技術的要求条件について検討するため、本調査検討会を開催するものです。
※1:WRC-12(2012年開催)及びWRC-15(2015年開催)
※2:WRC-19(2019年開催)
2 検討内容
衛星を利用したVDESに関し、以下の項目について検討を行います。
(1) 利用ニーズ、システムとしての要求条件等
(2) 他の無線通信業務との周波数共用条件
(3)(1)及び(2)を踏まえた技術的要求条件
3 開催日時
令和2年11月13日(金曜日) 14時(リモートによる開催)
4 構成員
5 調査の概要
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